magome のコメント

私の場合は学生時代は大学も含めて青春を過ごしていたかというと現在の所、あまり語ると言えるものはありません。ただ、言えることは学生時代は挫折と失敗の連続で付いていくのがやっとだったことと、受験校でもないのに成績から競技まで競争の連続で卒業も難しく、成績についていけない人は例外なく強制転校させられていたという弱肉強食が当たり前の学校でもあったのです。ですが、そんな中でも生徒会や部活などでは学生が本気を見せていたことは事実でもあったのです。ただし、これが嘲笑によって冷笑、嘲笑という雰囲気に支配されるとこの本気が本当になくなってしまうことも確かそれでいて弱肉強食の概念が残ってしまうと何も取り組めず、無駄な日々を過ごすという結果になってしまうということです。

つい、先月、とあるきっかけで某県の中山間地で小学校の運動会を見学する機会がありまして(生徒は全部含めて十数名ほど)子供たちの本気がありましたが、誰もかれもがこの日のためにそれぞれの役割をしていて、そこには強弱など全くありませんでした。これは生徒数が少ないので低学年から高学年まで全員が役割をきちんとしないと運動会が成り立たないからなのです。よって、全員の生徒が本気で取り組める競技を皆で作っていかなければならないのです。
また、組体操もありませんでした。これは生徒数がすくないので都心部の学校などで行われる競技が出来ないので独自の運動競技をせざるを得ないのです。また、豪雪地帯でもありましたので自然とスキーなどの冬の競技が身についていたのも一つの特徴です。要するに、向き不向き、できるできない以前に大人も子供も村ぐるみで取り組んでいることから参加している以上は皆が主役でもあるというわけです。
 中山間地をはじめとする里山では一番の問題となっているのが教育で、学校や塾への送り迎えで労働時間を取られてしまう大人がいま、ものすごく増えていることから通信制教育の充実、村落内での私塾や家庭教師など独自の教育方法の設立、そして、欧米にならって在宅教育(ホームスクーリング)を試みるなど大学院や留学などの高等教育についていける、里山や過疎地ならではの教育の設立しようという試みが始まっています。これら教育は江戸時代の教育革命によってもたらされた教育と類似している所もあることから今後は江戸の教育方法も大いに参考になるのではと言われています。

皆様方の学校や運動会に関する意見を読む限り、最終的には近代教育の限界と江戸時代の子育て、教育を大いに参考にした新たなる教育が必要であり、早い話が寺子屋の再建と充実を望んでいるという結論に達しましたが如何でありましょう。

結局、日本人は今、江戸時代の再来を望んでいる。

No.99 124ヶ月前

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