na85 のコメント

 よしりん師範、時浦師範代、みなぼん編集長、スタッフの皆様、今週も執筆・編集・配信、ありがとうございました。一雨ごとに急に冷え込んできました。もう冷たいものはダメな季節ですからね。

 初期ゴー宣で、よしりん先生が読者に訴えた重要な言葉に、「思考停止するな」というものがありました。これは思考・思索・思想しつづけろ!イデオロギー化させるな!という意味で、今回の内容にピッタリ一致するものです。またゴー宣第1巻の帯に「権威よ死ね!」とあり、色々と物議をかもしました。これはイデオロギー化した言葉ばかりがまかり通る学閥の中で権威に祭り上げられた学者・知識人への宣戦布告だったのであり、活きた言葉を模索し続ける正しい意味での思想家に向けられた言葉ではありませんでした。
 その思想家も言葉が死んでイデオロギー化した時点で、よしりん先生の攻撃対象となるわけです。思想より若手言論人との付き合いを優先して反戦左翼に傾いたり(すでに死んだ左の言葉に転向?)、核武装論の自説を硬直化させて3.11以後も原発推進を主張し続けたり(イデオロギー化&『表現者』にも原発マネーが流れ込んだ?)した西部邁氏がその典型でしょうか。
 しかし、それとは別に「小林よしのりはよく意見がブレる」という批判を時折目にします。また別のところでは「よしりんはブレない」とも聞きます。前者は、状況が変わって転向しなければならない時にも、学閥での付き合いや自分のプライドもあって転向できない人たちが、よしりん先生に嫉妬して吐いた言葉でしょう。主に論壇誌に散見されます。そして後者は、たとえ意見は左右にブレても、思考停止せず思索し続ける姿勢が首尾一貫していることを称賛した言葉です。主にライジングなどファンの集いで見られる意見です。
 よしりん先生の、意見は時代に合わせて左右にブレても、常に思考し続けて正しさを追求するという芯の部分は絶対にブレない姿勢は、マスコミ人や言論人からすると相当怖いでしょうね。常に自分の正しさを検証していなければ、いつ自分が批判される側に回っているかも判らないわけですから。右も左も無視し続けようとするわけです。
 よしりん先生のこの思考停止せず思想し続ける姿勢に強く引き付けられて20年以上もついてきました。そしてこれからも、遅れないようについていきたいと思います。

 考えなくてもよいイデオロギー化した言葉に覆い尽くされたとき日本は終わる na85

No.54 125ヶ月前

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