小泉マジックは脱原発派の分断工作かも知れない！
　その証左に彼らは先の都知事選の時も反原発候補者や支援団体とは一線を画し、共闘を拒否し、結果はご承知の通り、脱原発候補が勝利する可能性があったのだが、細川擁立により脱原発票がものの見事に分断され、原発推進派が擁立した候補が勝利したことは記憶に新しい。
　長年自民党で選挙戦を戦った老獪な政治家にこのような子供じみた選挙つぶしを仕掛けることなど、朝飯前だ。
　この秋2014福島県知事選には、地元選出の自民党参議院現職が新人候補として転出するシナリオだが、脱原発候補が立候補すると、事がフクシマだけに自民党候補敗北の可能性は高い。しかしながら、脱原発・反原発を訴える第三の候補者が出現すれば、組織票がある自民党は有利だ。
　恐らく、小泉細川の仕掛けは都知事選同様に、地元の脱原発候補とは相容れない”有名人系反原発候補者”を擁立し分断を画策し、漁夫の利を自民党候補者に与え県知事の椅子を獲るつもりだ。
　言わずもがな、福島県知事の候補者は例え自民党からの立候補腕あれ、脱原発を掲げ原発問題を復興加速にすり替えるだろう。その結果、フクシマ原発事故の風化が加速され真の復興は消えてしまう。
　小泉・細川ご両人、福島県民を甘く見ないほうが良い。本当に脱原発・反原発なら垣根を越えて非自民系候補者の一本化に政治生命を賭けてご覧なさい。それが出来たら、ぼくは素直にこの挑発を撤回し拙文非礼をお詫びする。