>>31
na85様、始めまして。ハクスリーです。
応援メッセージありがとうございました。
幼い頃に祖父の影響を受け、故千石氏の想いを引き継ぐに当たって、いまの生物多様性の保全活動をしています。
少し、現場報告をしますが、現在は昆虫類(特にチョウ目、コウチュウ目)の調査を行っています。
今時期に出現するのは、カラスアゲハ春型、アカタテハ、ナミアゲハ春型、ルリタテハといった普通種ですね。毎回、採集・同定してデータを取りまとめていく…気の遠くなる現場ですが、保全には絶対必要な作業です(昆虫の同定作業…あまり儲かりません。労力が非常にかかります)。
一日中、部屋に引きこもって、ネットで中韓を叩いているネトウヨには想像がつかないでしょう。
出来れば、こうした現場をイベントなどで僅かでも経験して、自然環境に俺は何ができるか問い直して、排外主義から脱却して欲しいのですが。
やっぱり彼方此方を調べて行くに当たって、自然環境分野は人手不足だなと感じます。山をみると竹害は勿論、森林の手入れ不足による荒廃が進み、植生の多様性のレベルが低いものが目立ち、人が手入れをして(例えば間伐)、本来の自然力で多様性に富んだ環境作りをしなければならないなと思います。
間伐をするにしても、林床に日光が届くようにして、埋土種子(シードバンク)を発芽させて、林床の植生の多様性度を高めて、昆虫類を呼び込み、やがて高次消費者が定着・繁殖する環境が成立する…自然環境の保全には人の手入れが欠かせないものです。
毎年、学会などで専門家や団体(特に和亀保護の会)の人達とお話をしますが、TPPのSPS分野で外来生物法が非関税障壁でISD条項で訴えられて撤廃されたら、現在、日本各地に広がっているミドリガメ(標準和名ミシシッピアカミミガメ)を特定外来生物で飼育・輸入・販売が規制できなくなると危惧されています。
安倍のやっていることは、無制限に外来生物を侵入させて、固有種の多さがずば抜けている日本の誇る自然環境という国柄まで壊す行為なのです。