>>112
magomeさんへ。
私はかつて在日の女性と付き合っていたことがありますが、日本に居ながら日本人とは違うアイデンティティに帰属しなければならない違和感と、仮に本国（韓国ないし北朝鮮）に帰属を戻してもネイティブの韓国ないし朝鮮の人からも違和感を持たれるという複雑な立場に人知れず悩んでいたみたいです。
「日本に住んでいて、日本語を話しているのに日本人ではない」みたいな違和感をずっと抱えている、みたいな感じでした。
で、彼女が嵌っていたのは日本のロックだったのです。日本のロックの歌詞はアイデンティティとか自分の実存を吐き出して共有するものが多く、実存のありように悩んでいる自分にフィットする、と。
ここだけの話ですが、日本のロックの担い手の中でかなりの数の人間が在日である、という話も聞いたことがあります。
やはり、アイデンティティが揺れることで、自分の実存と向かい合う機会が彼らは普通の日本人よりも多いのかもしれません。
そんな繊細な感性を持っている彼らが、ヘイトスピーチなどで差別される現状は、日本人として恥ずべき事態だと思います。
日本と韓国は、どちらが優越、というわけではなく、対等で理性的な大人の関係って結べないのかな？って思います。
そして在日の人たちも貴重な日本文化の担い手だと思うので、フラットな視点で暖かく受け入れることが大事なのかな。