magome のコメント

>>107 mayuさん
 ネトウヨの差別とは、自分とは価値が違う人でかつ、優遇されていると思う人に対して差別して自己満足を得る手段なのだと私は思います。実際、在特会も在日韓国人や在日朝鮮人、韓国人や支那人を差別して罵倒するのは自分とは価値が違い、かつ日本政府に優遇されていると思うからかそ、罵詈雑言を公然と浴びせているのだと思います。
 嫌韓、嫌中運動を行っている在特会にしても団体の正式名称が「在日特権を許さない市民の会」ですから、運動の発端がこの団体が思う所の「特権」であり、原因は優遇、または優れているとされている人々に対する当てつけである、と言ってもいいと思います。
 帰国子女や留学生は入試や職場ではその性質上、異なった入試手続きや入試問題、そして業務が与えられます。入試の場合は推薦入学者と同じ試験か、それよりも外国で受けてきた教育に配慮した試験を受けさせ、競争率も志願者の数の上からして数字上は低めです。また、業務にしてもその特性から諸外国との交渉や通訳、資料の翻訳などの業務に回されることが多く、その特殊技能の分、給与が加算されます。その一方で帰国子女や留学生は入学後の勉強や授業内容の違いもありますが、それまで経験したことがなかった外国についての質問攻めに合い、時には物珍しげな目で嘲笑されるか、珍獣を見るかのような目で見られることも度々あります。この時に無能な弱者による、思い込みからくる差別や罵倒にも直面することによって苦慮することが度々あるのです。

「英語は楽なんだろ」と、自分達の英語や英文関連の宿題を押し付けようとし、断わると「ここは日本だ、外国帰りだからといって日本の常識を知らなさすぎる、だから外国帰りは駄目なんだ」と言われたり。

また、「英語の宿題を教えてくれ」と頼まれ、教えてやって自分が間違えると「役立たずは日本から出ていけ」と八つ当たりの言葉を浴びせられたりするといったことに度々、直面したりするのです。

そして、職場でも特殊技能が生かすことが出来なくなった場合、左遷、または退職、解雇に追いやられる場合も度々あり、近年では転職しようにも正式採用に至るまでの競争率が特殊技能を持たない一般人よりも高い場合が少なからずあります。

質問攻めや環境はともかく、このような無能者による、嘲笑や罵倒に耐えられずに、帰国子女や留学生であることを隠し続けたり、帰国を拒み、外国への移住を決意した人を私は度々見てきました。差別が商売となれば、帰国子女や留学生にまでその余波が及ぶのではないのかと思うと、気が気でなりません。恐らく、この差別で商売する輩や、その商売に便乗する輩は留学生や帰国子女の目に見えぬ苦労を知ろうともしなければ配慮もしないでしょうから。

そして嫌韓運動のために悩み、苦しむ諸外国の日本人留学生も多く見てきました。私自身、立場上、韓国人と幾たびか合ってきましたが、衝突したことはまったくなく、むしろ、支那人よりもはるかに友好的でした。また、韓国人や朝鮮人から「嫌韓派」のいう反日行動や発言を聞いた人は、私の周りではついに見当たりませんでした。

差別で商売する行為は百害あって一利なしです。

No.112 127ヶ月前

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