日本版NSC,特定秘密保護法の法案成立は、日米の安保条約が日米一体の軍事同盟に格上げされたこととみなしえるのではないか。したがって、中国との尖閣問題は、同地域を中心に領土、領海、領空問題を超えた中国の沿岸をめぐる防空識別圏の主張争いに発展したと見るべきなのでしょう。すなわち、領土問題を日中問題から米中問題に格上げしようということなのでしょう。米国の副大統領が中国を訪れ話し合いの場がもたれるようであるが、外交交渉が日本でなく、米国依存、米国によって行なわれるのであり、歓迎すべきか、情けないと思うべきか、一人の日本人としては複雑な気持ちです。 戦後、私達日本人は自立の精神を忘れ、国防は米国に頼り、経済発展も米国に頼り、平和な生活を享受してきた。日中国交回復など米国依存から脱皮しようとする先人たちもいたが、国家、企業、マスコミ、国民すべてが、支配者に、生きる生活の保障をもとめることが一番大切な状況は、それだけ自由と人権が制限されていくことと変わりない、極端に言えば、私達日本人は、自由と人権を切り売りして、権益を求めているともいえる。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
日本版NSC,特定秘密保護法の法案成立は、日米の安保条約が日米一体の軍事同盟に格上げされたこととみなしえるのではないか。したがって、中国との尖閣問題は、同地域を中心に領土、領海、領空問題を超えた中国の沿岸をめぐる防空識別圏の主張争いに発展したと見るべきなのでしょう。すなわち、領土問題を日中問題から米中問題に格上げしようということなのでしょう。米国の副大統領が中国を訪れ話し合いの場がもたれるようであるが、外交交渉が日本でなく、米国依存、米国によって行なわれるのであり、歓迎すべきか、情けないと思うべきか、一人の日本人としては複雑な気持ちです。
戦後、私達日本人は自立の精神を忘れ、国防は米国に頼り、経済発展も米国に頼り、平和な生活を享受してきた。日中国交回復など米国依存から脱皮しようとする先人たちもいたが、国家、企業、マスコミ、国民すべてが、支配者に、生きる生活の保障をもとめることが一番大切な状況は、それだけ自由と人権が制限されていくことと変わりない、極端に言えば、私達日本人は、自由と人権を切り売りして、権益を求めているともいえる。