道場ブログで「AKB48論」について【第14章の「国民化と大衆化の結実」の重大さに気づく者は少ない】と書かれていたので、気になって何度も読み返しました。 現時点で僕が感じたのは「国民化と大衆化」というのは、AKBにとって今後、渡辺麻友と指原莉乃のどちらを目指すのか、という選択を迫られているのではないかという事でした。または「まゆゆ化と指原化」「アイドル化と人気者化」と言い換えてもいいと思います。 人気者になりたいなら、TVに出てちょっと面白い事を言って「大衆性」を獲得したらいい。その方がストイックに徹するよりずっと楽だし、周りもチヤホヤしてくれるでしょう。でも人気者は、すぐにあきられて忘れられるのがオチです。昨今の「一発屋お笑い芸人」達を見れば明らかです。僕は指原も一歩間違えたら、そういう道をたどってしまうのでは、という危機感を感じました。 今後、たとえば川栄李奈が「バカセンター」としてブレイクしだしたら、中堅以下のメンバーの多くがますます「大衆化・指原化・人気者化」という楽な道を目指す可能性も高くなります。そうなったらAKBの「本気・ストイック・実存」が軽視され、「アイドルグループ」ではなく「人気グループ」に成り果ててしまうと思います。 僕は来年の総選挙で指原1位は、ほぼないと思っています。彼女の路線は近いうちに、どうせあきられます。いくらセンターになったって、彼女はあくまでも「人気者」であって、大島優子やまゆゆのような「アイドル」ではないからです。 「国民化と大衆化のバランス感覚をどう保てばよいか?」と考えている方もいますが、僕はTVでの露出を少し控えればいいだけだと思います。バラエティの本数を減らし、歌番組を中心にしてもいいでしょう。要はAKBの活動は、歌とダンスが本分だとメンバー・ファンが自覚すればいいだけです。TVはあくまでも、顔や歌を売るための手段だと割り切ればいいんです。 例えば福山雅治はバラエティは滅多に出ないし、俳優業もそんなにしていません。新曲を出した時に歌番組に出るくらいです。それでもCDは売れるし、コンサートを開けばいつも満員です。彼に限らずTVに頻繁に出なくたって、多くのファンに愛され、第一線で活躍し続けている歌手・アイドルはたくさんいます。露出を控えたほうが、カリスマ性の保持にも繋がるでしょう。何でもかんでも出る方が、むしろ軽く見られるんです。 確かにTVの影響力は無視できませんが、昨今のTV関係者や視聴者は出演者を育てようとせず、使い捨てしているようにしか見えません。 一番大事なのはTVの露出度だけで、売れてるかどうかを判断する思考をいかに変えていくかという事ではないでしょうか。それこそが「国民的アイドル」を守り育てていく環境づくりにも繋がると思います。 長文で失礼しました。
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!
昭和28年福岡生まれ。昭和51年ギャグ漫画家としてデビュー。代表作に『東大一直線』『おぼっちゃまくん』など多数。『ゴーマニズム宣言』では『戦争論』『天皇論』『コロナ論』等で話題を巻き起こし、日本人の常識を問い続ける。言論イベント「ゴー宣道場」主宰。現在は「週刊SPA!」で『ゴーマニズム宣言』連載、「FLASH」で『よしりん辻説法』を月1連載。他に「週刊エコノミスト」で巻頭言【闘論席】を月1担当。
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道場ブログで「AKB48論」について【第14章の「国民化と大衆化の結実」の重大さに気づく者は少ない】と書かれていたので、気になって何度も読み返しました。
現時点で僕が感じたのは「国民化と大衆化」というのは、AKBにとって今後、渡辺麻友と指原莉乃のどちらを目指すのか、という選択を迫られているのではないかという事でした。または「まゆゆ化と指原化」「アイドル化と人気者化」と言い換えてもいいと思います。
人気者になりたいなら、TVに出てちょっと面白い事を言って「大衆性」を獲得したらいい。その方がストイックに徹するよりずっと楽だし、周りもチヤホヤしてくれるでしょう。でも人気者は、すぐにあきられて忘れられるのがオチです。昨今の「一発屋お笑い芸人」達を見れば明らかです。僕は指原も一歩間違えたら、そういう道をたどってしまうのでは、という危機感を感じました。
今後、たとえば川栄李奈が「バカセンター」としてブレイクしだしたら、中堅以下のメンバーの多くがますます「大衆化・指原化・人気者化」という楽な道を目指す可能性も高くなります。そうなったらAKBの「本気・ストイック・実存」が軽視され、「アイドルグループ」ではなく「人気グループ」に成り果ててしまうと思います。
僕は来年の総選挙で指原1位は、ほぼないと思っています。彼女の路線は近いうちに、どうせあきられます。いくらセンターになったって、彼女はあくまでも「人気者」であって、大島優子やまゆゆのような「アイドル」ではないからです。
「国民化と大衆化のバランス感覚をどう保てばよいか?」と考えている方もいますが、僕はTVでの露出を少し控えればいいだけだと思います。バラエティの本数を減らし、歌番組を中心にしてもいいでしょう。要はAKBの活動は、歌とダンスが本分だとメンバー・ファンが自覚すればいいだけです。TVはあくまでも、顔や歌を売るための手段だと割り切ればいいんです。
例えば福山雅治はバラエティは滅多に出ないし、俳優業もそんなにしていません。新曲を出した時に歌番組に出るくらいです。それでもCDは売れるし、コンサートを開けばいつも満員です。彼に限らずTVに頻繁に出なくたって、多くのファンに愛され、第一線で活躍し続けている歌手・アイドルはたくさんいます。露出を控えたほうが、カリスマ性の保持にも繋がるでしょう。何でもかんでも出る方が、むしろ軽く見られるんです。
確かにTVの影響力は無視できませんが、昨今のTV関係者や視聴者は出演者を育てようとせず、使い捨てしているようにしか見えません。
一番大事なのはTVの露出度だけで、売れてるかどうかを判断する思考をいかに変えていくかという事ではないでしょうか。それこそが「国民的アイドル」を守り育てていく環境づくりにも繋がると思います。
長文で失礼しました。