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"カーマ・スートラの達人"とのエピソード、本当に素晴らしいですね(カレーのオチも含めて・笑)

 音楽とセックスは、なんでこんなヘンな体勢になってるんだろう? という状況が軽々と現出する、という意味でも共通していますね。平岡正明が「ギターやコントラバスなどの楽器はよく見ると昆虫のようなグロテスクな形をしていて、唄うときボーカリストはどこまでもボーカリストで、ギタリストはどこまでもギタリストである」という大意のことを書いていたことを思い出しました。

「セックスレスセックス」<サードサマーオヴラヴ>も現状そのままの名キャッチコピーだと思いますし、その推し活=サードサマーオヴラヴが臨界に達したあたりでセカンドの旗手的存在であったストーン・ローゼズのベーシストが(あんなボンヤリしたメンバーたちの中で、一番まともに音楽の仕事をできてた人が最初に)亡くなったというのは、象徴的ですね。21世紀においても歴史はアンシャンレジームを犠牲として屠る力が変わらず働いているんだなあと思いました。
 と前提すると、遠からずサードサマーオヴラヴがアンシャンレジーム化したとき、その代表的犠牲となるのがどのあたりの人物なのか、について考えそうになってしまいましたが、さすがに生々しすぎるのでやめます(ここ1年くらいで、Vtuberなどの界隈では色々な理由で活動が途絶する例が増えていて、サードサマーオヴラヴは専ら自滅する可能性が高くなっているので。とすればファースト=ヒッピー期の自滅と同様で、お爺ちゃんになりたがった孫の悲劇のようなものですが)。ただ、サードサマーオヴラヴの代表的存在である藤井風さんが、スピリチュアリティのほうは前面に押し出すのに肉体的セクシュアリティのほうは仄めかし程度にやっている、あれは地雷避けとして見事だと思います(それをやってすら彼の音楽がまだ存分に喰われていないところも含めて)。
 あと、今回の日記を読んでいるあいだずっと叶姉妹の存在が脳裡を掠めていたのですが、これはあけっぴろげな性と美容と健康志向が、やんわりとしたヒンドゥーイズムとして自分の中で癒着してしまっているせいだと思います(笑)

No.1 3ヶ月前
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