change のコメント

根本的問題は、グローバリズムとナショナリズムの差は「関税と移民の壁」であろうか。極端に言えば、自国の企業の保護策如何ということでしょう。自国の企業成長と経常収支の健全化を目指せば、移民問題と関税問題は避けて通れない。政権移行によって政策の方向が100度変更させれば、他国だけでなく自国の打撃も大きくなる。変更に対して米国民の不満が大きくなっても、他国内の不満が上回れば、トランプ政権の政策変更が成功したことになる。逆に米国民の不満に対して対応できなければ、政策変更が不成功に終わるという事なのでしょう。

どちらの方が耐えられるかといえば、非常に難しい。中国からの間接輸出を米国が徹底的に取り締まると、中国内の中小企業が打撃を受ける。中小企業に従事している人たちの人数が多く政権に対する打撃が社会的不安を醸成し政権に対し紛争が起きやすくなる。米国も対策を打たなければ、品物不足から物価がさらに高騰し、庶民の生活が耐えられなくなる。

米中政権がどのように決着させるかが問われている。ただ、報道を見ていく限り、中国に対する強硬派が政権の中枢を占めておりトランプ氏との結束力は非常に高く、米国が簡単に降りるとみていると、手痛い打撃を受けかねないことは確かである。交渉力が極めて大切である。カナダ、メキシコ、中国だけでなく、日本の石破首相もタフな交渉に耐えられるか。茂木氏など経験豊富な人材、また、話が通りやすい安倍系の高市氏の登用も欠かせない。全日本で対処していくべきでしょう

No.1 1ヶ月前

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