>>1 僕の知る限り。ですが、クックは楽しい、弾んだスラングですが、ローストは押し付けられた辛いスラングですね。前者と比べ、後者は過去完了roestedも多いですけど。 つまりこの<クック>には、言語としては当然過去完了形があるのに、あまり娯楽用語に使われない。という一種の偏向には意味があると思います。「調理済みの料理」「作り置きの料理」は端的に、冷たく悲しい側面があるので。当たり前な話ですが、現在のが瑞々しいわけです。「トゥスティン・シスターズ」ではなく「トゥステッド・シスターズ」である、というふうに。ちなみにパーカーとマルカムは別店舗説がありますね(証明されているかどうかはわかりませんが)。 過去と現在と未来が液状化することを仏教では無常感と言いますが、そこにはゾンディ的な「反復」や「予兆」の概念があまり見受けられません。僕の音楽は、日本的な無常感=反恐怖、と欧州的な反復と予兆=恐怖の拮抗を扱っていると自分では思っています。
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>>1
僕の知る限り。ですが、クックは楽しい、弾んだスラングですが、ローストは押し付けられた辛いスラングですね。前者と比べ、後者は過去完了roestedも多いですけど。
つまりこの<クック>には、言語としては当然過去完了形があるのに、あまり娯楽用語に使われない。という一種の偏向には意味があると思います。「調理済みの料理」「作り置きの料理」は端的に、冷たく悲しい側面があるので。当たり前な話ですが、現在のが瑞々しいわけです。「トゥスティン・シスターズ」ではなく「トゥステッド・シスターズ」である、というふうに。ちなみにパーカーとマルカムは別店舗説がありますね(証明されているかどうかはわかりませんが)。
過去と現在と未来が液状化することを仏教では無常感と言いますが、そこにはゾンディ的な「反復」や「予兆」の概念があまり見受けられません。僕の音楽は、日本的な無常感=反恐怖、と欧州的な反復と予兆=恐怖の拮抗を扱っていると自分では思っています。