呉江浩駐日大使が20日台湾頼清徳総統就任式に合わせた座談会で発言 <中国政府の台湾問題における立場は一貫しており変わっていません。平和統一を目指す一方「武力行使の放棄を絶対確約しません」。日本政府は一つの中国原則に中国の立場を十分理解尊重を約束。日本が中国分裂を企てる戦車に縛られてしまえば「日本の民衆が火の中に連れ込まれる」ことになるでしょう。> 趣旨は「一つの中国に協力しなければ、最悪の場合、台湾武力侵攻し、日本民衆を火の中に送り込むという」という激しい決意表明である。問題は切り取りがあるといっても日本人を恫喝・恐喝していることに変わりがない。取りようによっては台湾民衆に対するより日本民衆に対する方が具体的表現である。海外でなく日本で恫喝した影響は国民に広く知れ渡ってしまった。 日本では中国だけでなく、米国に対しても、日本自身に対しても激しい攻撃的言動が日常茶飯事的に起きている。言動の自由が保障された国であり、様々な発言が許されるが、反撃・攻撃も自由に起きる。 中国としては当然の主張で理解できるが、日本人は拘束されない自由があり、国内の制度に大きな違いがあることを中国日本大使は頭に入れて発言したか疑わしい。 「火の中に送り込む」といわれて「そうですか。ありがとうございます」といって受け入れる国民などいないでしょう。人間の機微を全く無視した大使は日本にいても冷たい日本人の目を意識せざるを得ない。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
呉江浩駐日大使が20日台湾頼清徳総統就任式に合わせた座談会で発言
<中国政府の台湾問題における立場は一貫しており変わっていません。平和統一を目指す一方「武力行使の放棄を絶対確約しません」。日本政府は一つの中国原則に中国の立場を十分理解尊重を約束。日本が中国分裂を企てる戦車に縛られてしまえば「日本の民衆が火の中に連れ込まれる」ことになるでしょう。>
趣旨は「一つの中国に協力しなければ、最悪の場合、台湾武力侵攻し、日本民衆を火の中に送り込むという」という激しい決意表明である。問題は切り取りがあるといっても日本人を恫喝・恐喝していることに変わりがない。取りようによっては台湾民衆に対するより日本民衆に対する方が具体的表現である。海外でなく日本で恫喝した影響は国民に広く知れ渡ってしまった。
日本では中国だけでなく、米国に対しても、日本自身に対しても激しい攻撃的言動が日常茶飯事的に起きている。言動の自由が保障された国であり、様々な発言が許されるが、反撃・攻撃も自由に起きる。
中国としては当然の主張で理解できるが、日本人は拘束されない自由があり、国内の制度に大きな違いがあることを中国日本大使は頭に入れて発言したか疑わしい。
「火の中に送り込む」といわれて「そうですか。ありがとうございます」といって受け入れる国民などいないでしょう。人間の機微を全く無視した大使は日本にいても冷たい日本人の目を意識せざるを得ない。