リカオン のコメント

ライジングでモソ族を取り上げていただきありがとうございます。

モソ族は母系制と言う事で、過去の日本に女性も首長の国もあったという事、通い婚など日本の古代の習俗と共通点があると思い、興味を持ちました。

そして女性活躍という事でモソ族の女系の習俗に何かヒントがあるように感じておりましたが、モソ族も最近欧米に注目されオリエンタリズムの対象にされていたのですか。結局観光で生きていくようなアーミッシュと同じ道になるのであれば残念です。

ヒモ状態になって遊んで暮らしているモソ族の男性ですが、仮にモソ族が国であったならば、男性は兵士として国を守る事ができるのか?という疑問は思いました。
闘う事ができるのであれば、ライオンはメスが狩りをして働き、オスは普段はダラダラしていても、よそのオスが来たら戦うというのに近いのかとも思いました。

大河ドラマ「光る君へ」を視聴すると日本の通い婚というのはモソの通い婚と少し趣がちがいますね。(男女お互いもう少し自立しているように感じました。)

脱線しますが究極のヒモ生活は深海にすむチョウチンアンコウで、メスの体の10分の1のオスがメスの体にかみついてその後融合し、最終的にメスの体に吸収されて精巣だけが残り、メスはいつでも繁殖できるようになるのだとか。それは過酷な環境での極端な進化です。
が、しかし、一方で結婚を諦めながらも子どもを持ちたい女性が、卵子を保存し、自分の望むプロフィールの男性の精子と受精させ、女性の都合の良いライフステージのタイミングで子を持ちシングルマザーになるという選択も実現しつつあり、人間もチョウチンアンコウとあまり変わらない未来が待っているかもしれません。

人間でも強い女に頼るヒモ的な男性は身近にも存在するし、一郎と蜜子の関係も近いものを感じます。尻にちょっと敷かれたぐらいでヒモ扱いするのも失礼な話で。万事程度の問題ですが。妻の方が夫より稼ぎがあるのは共働きであれば普通にあり得ることですし、その程度でヒモ扱いされたと腹を立てていたら、マッチングがうまくいかず少子化が解決しません。

父系あるいは母系どちらかに固執するのは結局はどちらかの性に押し付けが生じてしまう。その点日本の双系制は、人をまとめ上げ、引っ張っていく能力のある者ならば男でも女でも良いと合理的なあり方に思えます。

古代のヒメヒコ制で祭と政を姉妹と兄弟で二重統治していたというのは権威と権力を分けて統治する日本の天皇制のあり方の元になっている。独裁者を生まないシステムとしてやはり優れていると感じます

いずれにせよ、少子化を反転することは不可能で、もはや少しでもダメージを減らすにはどうしたらよいのか。女性が活躍するにはどうしたらよいのか。男女がともに輝ける未来をどう作るのか。
大阪での二日間楽しみにしております。

No.55 7ヶ月前

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