北朝鮮との和解や国交樹立を阻んで、最大に受益があるのはアメリカ帝国だ。

ミサイル発射実験を過剰にあおり、日本人に実質的被害はないにも関わらず、北朝鮮の危険を洗脳すれば、日本に武器を売れるし、属国として首に縄をつけられる。

拉致問題も国交樹立なしに解決するわけないのに、家族会はアメリカ帝国に対して、お願いなのか、陳情なのかしらないが、頼っている。アメリカ帝国が拉致問題に真剣に取り組むというのは、あり得んだろう。何故なら、アメリカ帝国にとって、北朝鮮は「脅威」でないと、困るだろうから。日本に武器を売り、親分アメリカ帝国、子分日本の関係性を維持するたもの格好のツールは北朝鮮だ。

ちょっと考えれば分かることを、ちょっとも考えないのが日本人。そしてB層。Jアラートを真に受け、北朝鮮のミサイル発射に憤慨し、敵視する愚かさ。北朝鮮のミサイル発射により死んだ日本人はいない。

アメリカ製武器を使って死んだ人、死んだ自衛隊員は沢山いる。

暗殺された安倍晋三は、対北朝鮮強固派の急先鋒だった。第一次安倍政権時代に、「朝鮮総連本部ビル売却問題」があり、この前後で、朝鮮総連の各都道府県本部への課税強化みたいな嫌がらせ的締め付けも発生した。

朝鮮総連本部ビルは、実質的な大使館だし、都道府県にある朝鮮総連の拠点も、普通に暮らす在日朝鮮人の拠り所である。

これを単なる「債権回収」とか、課税の対象にした日本国の不見識は、私はシッカリ記憶しておきたい。日本人として、こういう不見識、嫌がらせをしたことを記憶していないといけない、そんなふうに思う。B層にならないために

いずれにせよ、結果的に、安倍がやった北朝鮮への圧力は、拉致問題の解決にはなんの意味もなかった。単なる在日朝鮮人への嫌がらせでしかなかった。

時は流れて、今や北朝鮮は、中露との関係を強化し、非米側の一員として、アメリカ帝国に十分対抗できるポジションを獲得した。だから、アメリカ帝国の傀儡、日本を歯牙にもかけないだろう。

日本は北朝鮮との融和しか、選択肢はない。今、北朝鮮は日本と対等か、核兵器もあるし、むしろ優位だろう。拉致問題に耳を傾ける必要性はないだろう。

北朝鮮を敵視し、アメリカ帝国の言いなりの日本を、私はバカじゃなかろか？そうとしか、見えない。