「口座の共有も自然に成立していたのでしょう」などと言う人もいるが、法律的には、それがどういう意味かをさらに問われる。口座の内容である金銭を共有というのはさすがに通らない。 そうすると、「口座の共有」というのは、「水原氏が口座の管理権を持っていた」という意味にならざるを得ないが、そうすると、水原氏の犯罪としては、横領とか背任が議論されることになる。窃盗ではない。 大谷の代理人が「窃盗の被害」と言っている以上、つまり「水原氏が口座の管理権を持っていた」という理屈は(少なくとも日本での常識では)大谷自身が否定していることになります(米国の法律や、米語の日本語への翻訳の問題がありますが、そこは割愛します)。 まだわからないことが多く、断定はできませんが、おそらくは①大谷が事情を知って第三者弁済をおこなった②しかし相手が違法組織であったため、刑事上民事上MLB規約上の問題が生じている ということなのだといまの時点では理解しています。 また、孫崎さんもたぶんそのように考えたうえで、大谷が「嘘」をつくことが大谷の人生にどういう影響を及ぼすか心配しているのだろうとおもいます。 いま結論はありませんが、いま感じるところとしては、大谷はもう少しはやく(単なる代理人ではなく)賢い伴侶をもつべきだったと感じています(それが吉と出るかはわからないとはいえ)。と同時に、ひいきの引き倒しのようなことをしてもしょうがないとおもいます。法は法です。
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孫崎享チャンネル
(ID:13458971)
「口座の共有も自然に成立していたのでしょう」などと言う人もいるが、法律的には、それがどういう意味かをさらに問われる。口座の内容である金銭を共有というのはさすがに通らない。
そうすると、「口座の共有」というのは、「水原氏が口座の管理権を持っていた」という意味にならざるを得ないが、そうすると、水原氏の犯罪としては、横領とか背任が議論されることになる。窃盗ではない。
大谷の代理人が「窃盗の被害」と言っている以上、つまり「水原氏が口座の管理権を持っていた」という理屈は(少なくとも日本での常識では)大谷自身が否定していることになります(米国の法律や、米語の日本語への翻訳の問題がありますが、そこは割愛します)。
まだわからないことが多く、断定はできませんが、おそらくは①大谷が事情を知って第三者弁済をおこなった②しかし相手が違法組織であったため、刑事上民事上MLB規約上の問題が生じている ということなのだといまの時点では理解しています。
また、孫崎さんもたぶんそのように考えたうえで、大谷が「嘘」をつくことが大谷の人生にどういう影響を及ぼすか心配しているのだろうとおもいます。
いま結論はありませんが、いま感じるところとしては、大谷はもう少しはやく(単なる代理人ではなく)賢い伴侶をもつべきだったと感じています(それが吉と出るかはわからないとはいえ)。と同時に、ひいきの引き倒しのようなことをしてもしょうがないとおもいます。法は法です。