＞＞239
アルトマンさん
この方が「純粋まっすぐ」「狂っちょるさん」だとすると、そんな日本人が沢山いることになりますね。
２０１に書いたのは数人の問い合わせから似たような問いがあったので、それを3つにまとめたものです。
このハクチョウは地方のTVなどで取り上げられたので沢山の方が同情したのでしょう。
４つめの物語を語ったのは毎朝ハクチョウの前を通勤時、車で通過していた30代と思しき男性です。

TVで人間不信に陥った保護犬を人間との信頼が戻るまでお世話する番組などがありますが、それと同様他の動物でも保護することが良い事と考える方が多いです。しかし動物ごとに生態や行動は異なるので犬と同じやり方では解決にならないことが理解されていないと感じます。そしてそのような方が沢山おられるので、電話相談は15分から長いと40分も説得していることがありました。

昭和の頃は人間と動物にわりと明快な線引きがあって、動物をかわいそうに思うのは女性や子供で、男性はかわいそうに思っていたとしてもドライなイメージでした。しかし最近はこのような電話をしてきたのは全て男性でした。（特に高齢男性）
そして別の動物の件でアニマルライト的な電話してくるのは女性（運動家っぽい）が多い印象があります。
あまりこういったジェンダー化するのもよろしくないのかも知れませんが、私が感じた印象です。

201に書きませんでしたが、電話で回答している最中の私の頭の中は次の様でした。
もしも本当にシベリアにハクチョウを送るのを進めるとしたら外務省や環境省に動いてもらう事になるわけで、これはそんなに国際的に動かさなければならない案件か？？？骨折したハクチョウって全国にごまんとといるよ？？もう絶滅寸前の希少動物ならまだしも、なんでハクチョウ？？他の鳥も動物も沢山似たような目にあって死んでいってるよ？いや、この今同じ瞬間に日本の子供も貧困に陥ってる子が沢山いて、世界で飢饉に陥っている人たちがいる中でなんでハクチョウ？そうかハクチョウの件をTVで取り上げたから急に身近に感じているのか？？
えっ？空輸？ヘリコプターで仲間のところに運べって…？？仲間の個体識別もしていないし発信機つけているならまだしも、日本の何倍も広さのあるシベリアのどこに仲間がいるかもわからんだろが？？？（ヘリコプター提案は高齢男性）
てな具合に頭の中がグルグルしていました。

そうか実際ハクチョウを世話しているからこんなに同情しているのかな？と思って尋ねると直接ハクチョウとは何の関係ない様子。
それでも皆さんハクチョウや色々な動物に同情して一生懸命提案されますので、丁寧な説得を心がけています。