中庸左派 のコメント

 私は民主主義なるものが成立するなら、それは常に「民主主義」とは何かを疑う、或いは問い続けることしかないと考えている。

 端的な理由は、アメリカ帝国を見ればよい。アメリカ帝国は、真に民主主義か?不正選挙の疑惑があるではないか。

 ウクライナ戦争に反対するトランプが大統領再選を目指そうとすると司法を「武器」として、追い落とそうとする。まっとうな発言をしているRFKjrは泡沫候補扱い。

 正しい意見が通らないシステムは「民主主義」ではない。私はそう考えている。

 おそらく、「永遠の民主主義」はない。ただ、その時代に生きる人の幸福と満足の中に「民主主義」はある、そんなふうに私は思うのである。だから、多数決とか、システム、選挙制度の問題ではない。

 私が言いたいことは、戦争をしなかった江戸時代だって「民主主義」だということ。

 教科書的民主主義を疑え、そんなものはマヤカシだし、ウソだ、と。

 私はアメリカ帝国を眺めながら、アメリカ帝国を唾棄すべき民主主義として見ている。

 しかるに、小学生レベルの知能しかないB層は、「アメリカ帝国と同盟して、中国に勝つ」という、日本の大本営発表を真に受けた軽蔑すべき愚論を捨てることが出来ない。

 一般に外部に敵を求めて、自らを顧みない輩を愚か者という。

 サンプルを提供したい。

 日本人の学者の知的怠慢と劣化を絵に書いたような主張である。この記事は、毎日において、やんごとなき大学の学長だった人の発言だ。

https://mainichi.jp/articles/20240120/ddm/005/070/025000c

「国内外の問題の背景にあるのは、リベラルな国際秩序と民主主義に対する挑戦である。今や欧米諸国、日本など<民主主義>陣営の国と、中露など<権威主義>陣営の国との勢力は拮抗(きっこう)している。」

 「リベラルな国際秩序」、「民主主義」?バカバカしくて、皆さん、呆れ果てないか?
 
 これが、「問う」ことを生業とする大学学長レベル、「学者」(らしき人)の発言である。

 リベラルな国際秩序を守るために、アメリカ帝国はウクライナに武器と金を与え、イスラエルに同様な支援をしているのか?ウクライナ人やパレスチナ人を死においやることが民主主義か?

 発言から推察するに、どうやら、この人には、日本は完全無欠なリベラル民主主義らしい。しかし、日本がリベラル民主主義の完成形と規定した瞬間、そもそも、「問う」、「疑う」ことがなくなるわけだろう。となると、「問う」ことも「疑う」こともない無い学者は、学者たりうるのか?

 私は学者ではないが、問いたい。では、モリカケ、オリンピック贈収賄、裏金、暗殺は?これを民主主義というのか?

 一方、件の毎日記事の人には、「民主主義」とは何か?という問いはない。あるのは、根拠なき現状肯定である。日本は「リベラル民主主義」だと。

 こんなレベルの人物が上級国民として高い禄を食み、下級国民は上級国民を忖度して、ヘイコラしながら生きる国、それが日本である。

 日本は基本的に「オワコン」である。

 政権交代にかすかな希望があるかもしれない。そうでないなら、アメリカ帝国と一蓮托生で自滅するしか道はないだろう。

No.6 9ヶ月前

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