中庸左派 のコメント

>当時の最高裁判所長官で砂川事件上告審の裁判長を務めた田中耕太郎氏と駐日米国大使マッカーサー二世がプライベートに面談し、田中氏からマッカーサー大使に同事件の審理の見通しや進め方が伝えられていたことを示す公文書が、相次いで発見された。

「それだけでは『公平な裁判所』ではないとは言えない」

 唖然呆然である。

 裁判長と実質的な当事者であるアメリカ帝国の駐日大使が会って、裁判の打ち合わせをしていたような実態である。それでも、「それだけでは『公平な裁判所』ではないとは言えない」というのか?

 裁判長と当事者が打ち合わせをするなら、それはデキレースの様相を帯びるのが世間の常識だろう。デキレースが公正な裁判であろうはずがない。

 こんな非常識、非論理がさしたる疑問も、批判もされることなくまかり通るのが日本である。

 そういえば最近、辺野古工事に関して代執行により、地盤改良工事が着手された。

「辺野古、地盤工事着手 移設完了、最短12年後 防衛省」

 最短12年!?これに唖然呆然、怒りを覚えないヒトは、私はどうかしていると思う。最短だから、実際には、ゼッタイにもっと年月がかかるだろう。一説ではさらに40年くらい?とか。2006年に辺野古移転が決まったが、既に18年経過している。さらに最短12年となれば、計画から30年以上の歳月を要して初めて機能するわけだ。実際にはそれもあやしいが。

 私は、そもそも辺野古移転反対であり、沖縄県内での基地のたらい回しにも、日米安保条約にも反対である。

 だが、いくらなんでも、決定から20年近く経ち、それでもまだ完成の目処すら立たないものを、沖縄県民の声も無視して、代執行までしてゴリ押しする不合理と非論理に、怒りしか無い。

 不合理、非論理とは何故か?それは国際情勢は常に動いているからである。辺野古はオスプレイを運用するための基地らしいが、オスプレイは墜落事故により飛べないではないか。この先、永遠に飛べない可能性もある。そもそも、ドローンやミサイルにより、戦争になれば、制空権は容易に奪われる。航空軍事基地そのものが無用の長物ではないか?

 そもそも30年も40年も、日米安保条約はそのままでよいのか?アメリカ帝国の属国を永遠に続けるつもりか?

 そのような問いは、B層ばからのこの国ではほとんど論議にもならない。

https://mainichi.jp/articles/20240111/ddm/001/010/097000c

 砂川裁判での悪弊は、「それだけでは『公平な裁判所』ではないとは言えない」などと、開き直る始末だから、連綿と続いているのではないか?

No.3 9ヶ月前

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