りゃん のコメント

>>12
フレデイさん、こんにちは。

日本のポスト構造主義理解については、浅田彰とか東浩紀とかがブームをつくり、今でも一定程度かれらの本は売れているんじゃないですか。わたしは、ごく幼かったり、子ども時代だったりで、ブームの頃興味はなかった。

それにわたしはアラン・ソーカルの「知の欺瞞」なんかのほうに共感を感じる方で、今もそれほどは興味はないです。

しかし、文化系の知的上位層による理解という観点で言えば、たとえばドゥルーズの影響の深い宇野邦一の「反歴史論」という文章がゼロ年代の東大入試現代文の題材になっていたとおもいます。調べたことはないけど、高偏差値の大学の文化系学部の入試には、たぶんこの手の文章がよく使われているだろうとおもいます。大学側の、この程度の文章は読んでほしい(そして入学後はデリダなども読んでほしい)という気持ちのあらわれなのでしょう。

フレデイさんのお考えのように、「中国共産党の若きブレーンはポスト構造主義のデリダを熟読」しているのなら、日本から40年くらい遅れていますが、ぜひ読みこなしてすぐれた解説書が中共で出版されることを期待しています。

と同時に、「中国共産党の若きブレーン」によるデリダ読解が、習近平独裁あるいは中共共産党一党独裁をどう評価するのか、そのあたりにはたいへん興味を感じます。自分で調べる気にはならないので、なにかわかったら是非ご教示をよろしくお願いします。

No.15 12ヶ月前

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