科学論文であろうが、経済規模であろうが、大小をを論じれば、「競争」を「是」とする社会でなければならない。 残念ながら、日本は競争を回避してきた結果が現在の状況であるという認識が欠かせない。ただ、社会主義国として見れば、世界の中で「雇用」「物価の安さ」「福祉」「医療」などの充実で素晴らしい社会が実現できているとみることができます。 日本は「高度成長」「バブル」「為替」など複合問題から、「競争」を回避する方向を目指している。弊害は自ずから世界における順位の下落である。下落要素を分析し主なものを列記すると、 ①「教育」は競争から個人を重視した教育に変身切り替わっている。 ②「製造業」は海外進出し、日本自身が「製品」競争することを回避してきた。 ③学術会議は、「技術の向上」は、「民事」と「軍事」共存の中で発展向上するが、日本の中での「軍事」面の研究開発を拒否してきた。研究者が中国などで軍事研究に従事する人が多くなっている。 ④労働組合は賃上げ闘争を放棄し、現在は政府が企業と交渉している。企業内組合は、企業の内部留保が大きく積みあがっても賃上げ闘争をしなかった。 さまざまな理由が浮かぶが世界での順位が下がっているが、国民の生活感が他国と比べて望ましくないのか考えてみることが必要です。「賃金を上げて物価を挙げることは企業にとっては必要なことであるが、国民にとっては物価が上がらなければ賃金が上がらなくてもよい」という発想が取れないものか、よく考えてみる必要性はないか。 競争社会の「貧富格差」拡大化している米国とか中国の実態をよく考えてみることが欠かせない。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
科学論文であろうが、経済規模であろうが、大小をを論じれば、「競争」を「是」とする社会でなければならない。
残念ながら、日本は競争を回避してきた結果が現在の状況であるという認識が欠かせない。ただ、社会主義国として見れば、世界の中で「雇用」「物価の安さ」「福祉」「医療」などの充実で素晴らしい社会が実現できているとみることができます。
日本は「高度成長」「バブル」「為替」など複合問題から、「競争」を回避する方向を目指している。弊害は自ずから世界における順位の下落である。下落要素を分析し主なものを列記すると、
①「教育」は競争から個人を重視した教育に変身切り替わっている。
②「製造業」は海外進出し、日本自身が「製品」競争することを回避してきた。
③学術会議は、「技術の向上」は、「民事」と「軍事」共存の中で発展向上するが、日本の中での「軍事」面の研究開発を拒否してきた。研究者が中国などで軍事研究に従事する人が多くなっている。
④労働組合は賃上げ闘争を放棄し、現在は政府が企業と交渉している。企業内組合は、企業の内部留保が大きく積みあがっても賃上げ闘争をしなかった。
さまざまな理由が浮かぶが世界での順位が下がっているが、国民の生活感が他国と比べて望ましくないのか考えてみることが必要です。「賃金を上げて物価を挙げることは企業にとっては必要なことであるが、国民にとっては物価が上がらなければ賃金が上がらなくてもよい」という発想が取れないものか、よく考えてみる必要性はないか。
競争社会の「貧富格差」拡大化している米国とか中国の実態をよく考えてみることが欠かせない。