2NNといわれても見たことがなく、何とも言えないが、たくさん羅列された文章の内容を見ていくと、右左ともかけ離れた烏合の衆の類の言葉と見ている。「右派的思考持つとされる」理解は、私の理解とは大きく異なる。 ゼレンスキー大統領の「第三次大戦」の言葉は、お話の一部を切り取ったものであり、ゼレンスキー大統領の言いたいことと全く異なった方向に仕向けられているように見ている。 ゼレンスキー大統領の大きな懸念は、米国、EUなど同志国からの金銭的支援と兵器の支援は不可欠であり、支援を打ち切られることは「死の宣告」に等しい。また、同時に支援国が戦争に巻き込まれるか、ロシアの軍門に膝まづくことに等しい。 米国が支援を止めれば、米国の国際的評価は地に落ちる。米国が手を引いたとき、ロシアに対峙するNATO諸国が同じように手を引くことは、NATOがロシアに降参するに等しいので、闘わざるを得ない。その時はロシアとNATOの「第三次大戦」を想定することができる。 そのようなイメージを抱きながら、ゼレンスキー大統領は「第三次大戦」という言葉を選択されたと理解している。双方が勝ったという思いと負けたという思いが交錯した中で解決するしかないのでしょう。ゼレンスキー大統領の言葉を切り取るることなく真剣に我々も当事者意識を持って考えていくべきであり、少なくとも切り取って優位な立場に立とうというのは本質的な解決方法ではないのでしょう。
チャンネルに入会
フォロー
孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
2NNといわれても見たことがなく、何とも言えないが、たくさん羅列された文章の内容を見ていくと、右左ともかけ離れた烏合の衆の類の言葉と見ている。「右派的思考持つとされる」理解は、私の理解とは大きく異なる。
ゼレンスキー大統領の「第三次大戦」の言葉は、お話の一部を切り取ったものであり、ゼレンスキー大統領の言いたいことと全く異なった方向に仕向けられているように見ている。
ゼレンスキー大統領の大きな懸念は、米国、EUなど同志国からの金銭的支援と兵器の支援は不可欠であり、支援を打ち切られることは「死の宣告」に等しい。また、同時に支援国が戦争に巻き込まれるか、ロシアの軍門に膝まづくことに等しい。
米国が支援を止めれば、米国の国際的評価は地に落ちる。米国が手を引いたとき、ロシアに対峙するNATO諸国が同じように手を引くことは、NATOがロシアに降参するに等しいので、闘わざるを得ない。その時はロシアとNATOの「第三次大戦」を想定することができる。
そのようなイメージを抱きながら、ゼレンスキー大統領は「第三次大戦」という言葉を選択されたと理解している。双方が勝ったという思いと負けたという思いが交錯した中で解決するしかないのでしょう。ゼレンスキー大統領の言葉を切り取るることなく真剣に我々も当事者意識を持って考えていくべきであり、少なくとも切り取って優位な立場に立とうというのは本質的な解決方法ではないのでしょう。