>>18
こんばんは
お気を悪くされると申し訳ないですが、どっかのブログにこう書いてあったという報告みたいな議論は、そのブログに権威も価値も感じていない者からするとくだらないだけですから、フレデイさんはおやめになったら良いとおもいます。

私見ですが、わたしは次のように整理しています。

まず第一に、台湾独立を支持しないというのは、中共との国交回復以来の米国の継続的な政策ではありますが、中共との条約上の合意ではないということです（条約については今までも議論したことがありますから詳細はくりかえしません）。
ですから、論理的可能性としては、中共が台湾侵略をはじめた瞬間に米国は台湾独立支持に向けて政策を変える自由もあるということです。

第二に、中共からの侵略が開始されていない段階での米国側からの政策変更（台湾独立支持）は、中共からの侵略をかえって誘発する可能性があるということです。別の言い方をするなら、中共からの侵略が開始されていないのに、米国が台湾独立支持へと政策を変えたなら、それは中共に対する米国による挑発であり、米国が戦争開始を決意したということになりますが、そんなことは米国自身も望んでおらず、もちろん日本や韓国もそれを熟知しています。

米国内の跳ね上がりとか、日本国内で「台湾独立を支持しない」に過剰な意味を感じているヒトビトは、ここのところがよくわかっていないのだとおもいます。米国のまっとうな実務としては、「台湾独立を支持しない」以外の現実的選択肢はなく、だからそれは大きなニュースにはならないのです。

第三には、台湾独立を支持しないというのは、中共側の自制との取引であるということです。
これはブリンケンの会見を読んでもらうのが手っ取り早いとおもいます。
https://www.state.gov/secretary-of-state-antony-j-blinkens-press-availability/
このなかに台湾独立についての意見表明もありますが、
We do not support Taiwan’s independence.
につづいて、
We’ve made clear that we oppose any unilateral changes to the status quo by either side.
とあります。

フレデイさんは異論があるとおもいますが、わたしは台湾有事は中共からの侵略開始以外にはおきようがないとおもっています。