中国経済は自国内の経済体制の充実に向かう時に、米国がインドに対してどのように展開していくかが大きな問題ではないか。日本も韓国も米印首脳会談を注視すべきでしょう。歴史的会談になるかもしれない。 米国にとってインドが中国に変わる経済的パートナーとして適している面は ①サプライチェーンにおける調達先として ②イノベーションの拠点として ③合弁事業のパートナーとして などが考えられ、十分中国に変わりえる可能性を多く秘めている。 インドにとっても①自国の安全保障の強化、②中国が「テクノロジー」で覇権を握るのを排除したいとの思惑は極めて重要だ。「リグローバリゼーション」とテクノロジーの「デカップリング」でインドが経済レジリエンスを強化しようとすれば 米国の思惑と一致するのではないか。 米国は、インドをテクノロジー分野における世界のリーダーに押し上げて、安定化したサプライチェーンと強力なパートナーを確保できる。両国の利益増出に好循環を生み出すのではないか。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
中国経済は自国内の経済体制の充実に向かう時に、米国がインドに対してどのように展開していくかが大きな問題ではないか。日本も韓国も米印首脳会談を注視すべきでしょう。歴史的会談になるかもしれない。
米国にとってインドが中国に変わる経済的パートナーとして適している面は
①サプライチェーンにおける調達先として
②イノベーションの拠点として
③合弁事業のパートナーとして
などが考えられ、十分中国に変わりえる可能性を多く秘めている。
インドにとっても①自国の安全保障の強化、②中国が「テクノロジー」で覇権を握るのを排除したいとの思惑は極めて重要だ。「リグローバリゼーション」とテクノロジーの「デカップリング」でインドが経済レジリエンスを強化しようとすれば
米国の思惑と一致するのではないか。
米国は、インドをテクノロジー分野における世界のリーダーに押し上げて、安定化したサプライチェーンと強力なパートナーを確保できる。両国の利益増出に好循環を生み出すのではないか。