台湾のTSMCと同等な半導体製造能力を持つのが韓国サムソンである。 しかしサムソンは製造専門企業のTSMCと違い、垂直統合型といって最終電子製品まで製造する企業形態である。 最先端半導体製造委託先を求めるならば、韓国サムソンに要求すれば手っ取り早いのだが、アメリカの突出したCPU・GPU等の設計技術やシステム技術がサムソンに筒抜けになる可能性がある。将来、ロシアと中国に国境を接する統一朝鮮ができるかもしれない。核を持ち又最先端の半導体技術のみならず最終製品技術まで持つ、中国とロシアの隣国としての統一朝鮮は、アメリカの歓迎する事態なのかどうかは判断が難しい。 そこで目をつけたのは、壊滅状態にある(させた)日本の半導体技術力であり、米マイクロンによる子会社広島工場での10nm以下の工場の計画や台湾TSMCによる熊本工場の拡張計画である。 双方とも、日本政府の補助を期待しているが、全て海外資本による日本技術の活用・搾取であり、日本企業による半導体製造復活の具体的な計画が、失敗するであろうラピダス以外に全く見えてこないのはさみしい限りである。
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孫崎享チャンネル
(ID:93853147)
台湾のTSMCと同等な半導体製造能力を持つのが韓国サムソンである。 しかしサムソンは製造専門企業のTSMCと違い、垂直統合型といって最終電子製品まで製造する企業形態である。
最先端半導体製造委託先を求めるならば、韓国サムソンに要求すれば手っ取り早いのだが、アメリカの突出したCPU・GPU等の設計技術やシステム技術がサムソンに筒抜けになる可能性がある。将来、ロシアと中国に国境を接する統一朝鮮ができるかもしれない。核を持ち又最先端の半導体技術のみならず最終製品技術まで持つ、中国とロシアの隣国としての統一朝鮮は、アメリカの歓迎する事態なのかどうかは判断が難しい。
そこで目をつけたのは、壊滅状態にある(させた)日本の半導体技術力であり、米マイクロンによる子会社広島工場での10nm以下の工場の計画や台湾TSMCによる熊本工場の拡張計画である。
双方とも、日本政府の補助を期待しているが、全て海外資本による日本技術の活用・搾取であり、日本企業による半導体製造復活の具体的な計画が、失敗するであろうラピダス以外に全く見えてこないのはさみしい限りである。