G7会合が開催されており、G7との関連で中国を見たい。

新興覇権国家中国は、コロナによる長い鎖国政策と台湾政策の根本的変更宣言によって国際社会の評価が大きく変わると同時に富裕層人民の中国に対する期待感が大きく変質している。
さらに、中国と友好的関係にあるロシアがウクライナを侵攻したしただけでなく核使用の恫喝したことによって、台湾問題を日本がわが身に置き換えて見始めたため、日米中の関係が大きく変わろうとしている。

中國の軍事的・経済的脅威が米国を強く刺激し、中国とのウインウインの経済関係から日本とは軍事的同盟だけでなく経済的融合関係の確立に舵を切り始めている。

日本は米中を見ながらロシアとの友好関係を探ってきたが、ウクライナ戦争でロシアとの関係は完全に冷え切ってしまった。中国が台湾を最終的には武力行使も否定しないと明らかにしたので、日本の脅威にもつながるリスク回避の考えが支配し始め米国との軍事的・経済的融合が具体的に進み始めている。

日米主体の戦略の中で今後西側友好国の連携が進んでいくのでしょう。今回のG7はこの基本線をEU各国が受け入れるかどうか。G7だけでなく韓国、インド、オーストラリア、インドネシア、ブラジルなど多くの国を巻き込んでいけるかどうかという大きなうねりを世界が注目しているとみている。