今回のテーマに直接関係ないが、最近、志葉玲という御仁を検索してみた。 この名は、わたしはB層小学生が、この場でツイートを引用していたので、知った。ジャーナリストらしい。 それで、最近になって、この御仁が「ロシアのウクライナ侵攻から1年。ウクライナに平和を!2・24日比谷野音集会&デモ」で、登壇して、なにか喋ったらしいとのことを知り、なんとなく再び興味が湧いて、発言を検索した次第。 因みに、私は、この枠の集会デモにはかつて何度も参加した。特に東日本大震災後の脱原発、反原発の波に私は当然乗っかったし、それ以前からも、今後もその考えは変わらない。 まぁ、思想信条的に、「同志」みたいなカンジは持っていた枠。 その枠に、B層小学生が紹介した志葉玲が現れた? ナヌ?聞き捨てならない、というカンジであった。 勿論、件の2.24集会デモに私は参加しなかった。だから、志葉玲がその際、何を喋ったのかは全く知らない。 志葉玲というジャーナリストらしきヒトの記事を検索してみた。 そうしたら、ある意味で、面白かったので、紹介したい。 https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20221130-00326359 この御仁は、冒頭こんなふうに切り出した。 「ここ最近、似たような話を続けて聞いた。日本の反戦・平和運動関係者(の一部?)の間で、ウクライナはタブーになりつつあるそうだ。要は「ウクライナの話題になると、意見の違いで仲間割れしてしまう」からだとのこと。確かに、いわゆる左派・リベラルの中には、ロシアによるウクライナ侵攻に強く反対し、デモを行ったりしている人々がいる一方で、あえて名指しはしないが、露骨にプーチン支持みたいな言動をしている日本の平和業界(?)の大物みたいな人も何人かいるし(呆)」 コラムという形だから、砕けた文体が許されるのか、ネトウヨ並の挑発的もの言い。 ただ、「意見の違いで仲間割れ」は、つい最近、私も実際に経験した。後期高齢者の組合の先輩から、ロシアの特別軍事作戦に関する私の見解は、一喝罵倒されたのであった。飲み会がヘンな空気になったのであった。 この先輩の見解は、志葉玲と同じ、と見て良いだろう。実際、先輩は件の集会に参加する意向であった。 それで、私としては、この志葉玲なるジャーナリストはどの程度の論理的「正論」を掲げて、ロシア擁護派?サヨクを攻撃しているのか、更に読み進めたのであった。 結論。私の見解を先にいうと。この御仁の見解は、文字通り、私の失笑、を誘った。 薄っぺらいウクライナ応援団に典型的なリクツを述べただけだったから、である。 この御仁は、「いわゆる、左派・リベラルの中で、ウクライナに対して批判的(その時点で平和主義者として終わっている気もするが…)な人々の主張を分析しつつ、その問題点を指摘する」として、その問題点を次のように摘出した。 ・ウクライナ 情勢にかこつけて、改憲派が勢いづいていることへの危機感 →改憲派を批判すればいいことで、プーチン政権のプロパガンダに染まってまでウクライナの批判をするのは愚の骨頂。 ・NATO(北大西洋条約機構)を拡大させ、ロシアに脅威を感じさせた米国が悪い。 →プーチン政権のロシアが周囲の国々を怯えさせるような行為を繰り返してきたことが、NATOの拡大につながった面も。ロシア内でもそうした指摘はある。 再び言う。失笑だ。 何が失笑を誘うか? 私は、ここにウクライナネオナチによるドンバス地域露系ウクライナ人への虐殺=内戦が何も触れられていない、事実の隠蔽を見るからだ。 ジャーナリストが平然と事実を正しく見ず、都合の悪い事実を隠蔽するのか? ドンバス地域の露系ウクライナ人への虐殺は、ミンスク合意を見れば、B層でも小学生でも分かる、歴然たる事実。 それに一切触れない。 ある意味、スゴイ。 ある事実を隠蔽しないと、正当化出来ない主張は非論理であるし、不道徳だ。だから、私はウクライナ応援団が信用出来ない。 隠蔽する人は、ウソをついているのとほぼ同じ。ウクライナ応援団は、自らを正当化するために、ウソをつかざるを得ない。真に哀れな連中である。しかも、ウクライナ人のためにならず、アメリカ帝国の覇権維持に利用されているだけのウクライナ応援団を、残念ながら、人間はどこまで愚かになれるのであろう、と眺めるのみだ。
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今回のテーマに直接関係ないが、最近、志葉玲という御仁を検索してみた。
この名は、わたしはB層小学生が、この場でツイートを引用していたので、知った。ジャーナリストらしい。
それで、最近になって、この御仁が「ロシアのウクライナ侵攻から1年。ウクライナに平和を!2・24日比谷野音集会&デモ」で、登壇して、なにか喋ったらしいとのことを知り、なんとなく再び興味が湧いて、発言を検索した次第。
因みに、私は、この枠の集会デモにはかつて何度も参加した。特に東日本大震災後の脱原発、反原発の波に私は当然乗っかったし、それ以前からも、今後もその考えは変わらない。
まぁ、思想信条的に、「同志」みたいなカンジは持っていた枠。
その枠に、B層小学生が紹介した志葉玲が現れた?
ナヌ?聞き捨てならない、というカンジであった。
勿論、件の2.24集会デモに私は参加しなかった。だから、志葉玲がその際、何を喋ったのかは全く知らない。
志葉玲というジャーナリストらしきヒトの記事を検索してみた。
そうしたら、ある意味で、面白かったので、紹介したい。
https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20221130-00326359
この御仁は、冒頭こんなふうに切り出した。
「ここ最近、似たような話を続けて聞いた。日本の反戦・平和運動関係者(の一部?)の間で、ウクライナはタブーになりつつあるそうだ。要は「ウクライナの話題になると、意見の違いで仲間割れしてしまう」からだとのこと。確かに、いわゆる左派・リベラルの中には、ロシアによるウクライナ侵攻に強く反対し、デモを行ったりしている人々がいる一方で、あえて名指しはしないが、露骨にプーチン支持みたいな言動をしている日本の平和業界(?)の大物みたいな人も何人かいるし(呆)」
コラムという形だから、砕けた文体が許されるのか、ネトウヨ並の挑発的もの言い。
ただ、「意見の違いで仲間割れ」は、つい最近、私も実際に経験した。後期高齢者の組合の先輩から、ロシアの特別軍事作戦に関する私の見解は、一喝罵倒されたのであった。飲み会がヘンな空気になったのであった。
この先輩の見解は、志葉玲と同じ、と見て良いだろう。実際、先輩は件の集会に参加する意向であった。
それで、私としては、この志葉玲なるジャーナリストはどの程度の論理的「正論」を掲げて、ロシア擁護派?サヨクを攻撃しているのか、更に読み進めたのであった。
結論。私の見解を先にいうと。この御仁の見解は、文字通り、私の失笑、を誘った。
薄っぺらいウクライナ応援団に典型的なリクツを述べただけだったから、である。
この御仁は、「いわゆる、左派・リベラルの中で、ウクライナに対して批判的(その時点で平和主義者として終わっている気もするが…)な人々の主張を分析しつつ、その問題点を指摘する」として、その問題点を次のように摘出した。
・ウクライナ 情勢にかこつけて、改憲派が勢いづいていることへの危機感
→改憲派を批判すればいいことで、プーチン政権のプロパガンダに染まってまでウクライナの批判をするのは愚の骨頂。
・NATO(北大西洋条約機構)を拡大させ、ロシアに脅威を感じさせた米国が悪い。
→プーチン政権のロシアが周囲の国々を怯えさせるような行為を繰り返してきたことが、NATOの拡大につながった面も。ロシア内でもそうした指摘はある。
再び言う。失笑だ。
何が失笑を誘うか?
私は、ここにウクライナネオナチによるドンバス地域露系ウクライナ人への虐殺=内戦が何も触れられていない、事実の隠蔽を見るからだ。
ジャーナリストが平然と事実を正しく見ず、都合の悪い事実を隠蔽するのか?
ドンバス地域の露系ウクライナ人への虐殺は、ミンスク合意を見れば、B層でも小学生でも分かる、歴然たる事実。
それに一切触れない。
ある意味、スゴイ。
ある事実を隠蔽しないと、正当化出来ない主張は非論理であるし、不道徳だ。だから、私はウクライナ応援団が信用出来ない。
隠蔽する人は、ウソをついているのとほぼ同じ。ウクライナ応援団は、自らを正当化するために、ウソをつかざるを得ない。真に哀れな連中である。しかも、ウクライナ人のためにならず、アメリカ帝国の覇権維持に利用されているだけのウクライナ応援団を、残念ながら、人間はどこまで愚かになれるのであろう、と眺めるのみだ。