>ウクライナ東南部で今春ロシア軍とウクライナ軍の激戦が予想される。 SPUTNIKから「【全文】プーチン大統領 議会で年次教書演説」を引用しつつ、今進行中の世界史的な大きな流れを追ってみたい。 「何世紀にもわたって植民地支配、独裁、覇権主義を続ける間に、彼ら(西側)は何でも許されることに慣れ、世界中を無視するようになった。しかも彼らは自国民までも同じように堂々と軽蔑して扱うことがわかった。自国民もシニカルに騙し、平和を模索し、国連安保のドンバスについての決議を順守しているなどと作り話をして、だまし続けた。実際、西側のエリートは原則を完全に欠いた嘘の象徴と化してしまった。」 「ここで強調したいことがある。実際、誰もがよく知っていることだが、米国ほど多くの軍事基地を自国の外に持っている国はない。その数は数百に及ぶ。何百もの米軍基地が世界中に、地球のあらゆる場所に点在していることは、地図を見ればすぐわかる。」 これに反論できる人はいるだろうか? このグウの音も出ない指摘を突きつけられても、親米或いはアメリカ帝国擁護を憚らない御仁は、やはりアメリカ帝国に洗脳された代理人と認定するしかなかろう。 「2015年にも彼らは再びドンバスへの直接攻撃を試み、しかも、封鎖、砲撃、民間人に対するテロを続けた。こうしたすべては、国連安全保障理事会が採択した関連文書や決議に完全に反している。にもかかわらず、皆が何も起きていないふりをしていた。」 国際法だとか、国連安保理がどーの、こーの言う御仁はマフィアに裁定を委ねるかの空論を止めるべきだ。 「我々が守っているのは人命であり、自分たちの生家だ。だが西側の目的は無限の権力である。西側はキエフ政権を幇助し、武装させるためにすでに1500億ドル(20兆2460億円)以上を費やした。比較のために引用すると、経済協力開発機構(OECD)のデータでは2020-2021年、世界の最貧国支援にG7諸国が割り当てた額は約600億ドル(8兆983億円)。実に分かりやすいではないか。戦争のためには1500億ドル出すが、いつも面倒をみているはずの最貧国には600億ドルで、しかも金をもらう側にはよく知られた服従条件がつけられる。それでは貧困撲滅、持続可能な開発、エコロジーについての話はどうなったのか? すべてどこに消えたのか? こうした一方で戦争に注ぎ込まれる資金の流れは細らない。他国の混乱やクーデターを助長するための資金もまた、世界中で惜しみなく注がれている。」 私は、決然として且つ冷静な根拠に基づいた、このアメリカ帝国批判に快哉を叫ぶ衝動に駆られた。 かつてキャンパスで、全ての学友諸君!と叫んでいた若かりし日々を思い出すのであった。 私はプーチン氏に向けて、惜しみ無く、異議なし!と、一人静かにココロの中で叫ぶのである。 https://sputniknews.jp/20230222/15052321.html さて、戦況である。 バフムートはいよいよ陥落間近。 https://libertarianinstitute.org/news/most-front-line-ukrainian-soldiers-killed-within-4-hours/ https://news.antiwar.com/2023/01/22/germany-ukraine-losing-hundreds-of-soldiers-every-day/ ウクライナ軍の武器弾薬は底を尽き、戦場での死傷者は数十万人、ウクライナ兵力の半数以上とも聞いた。ウクライナには、年端も行かない少年兵まで投入されているとも(矢野義昭元陸将補)。 戦車も戦闘機も、仮にウクライナの戦場に引き渡され、実戦投入されたところで、戦況を変える決定力にはならない。その訓練も、供給量も、付け焼き刃、焼け石に水であろう。 日本敗戦に向けた悲惨な犬死に戦を彷彿とさせるウクライナの戦場である。 しかし、戦争遂行のために全体主義と化したウクライナに、反戦の声は湧き上がることはない。 https://jacobin.com/2023/02/ukraine-censorship-authoritarianism-illiberalism-crackdown-police-zelensky 現実を見ずに、漠然と弱者を応援し、自分の国は自分で守るなどと、英雄主義的言辞を弄する人を、私は信用できない。 どんなに脚色し、修飾しても戦場での死屍累々たる悲惨を変えることは出来ない。 戦争はしない、させない。不幸にして戦争になったら、その時は勝ち負けより停戦和平。私はそう訴えたい。 アメリカ帝国等G7諸国は戦争を長期化させることに腐心するだけ。ならば、中国に期待することは理にかなっている。 「習近平による来月のモスクワ訪問は決定的な瞬間となるだろう。中国の製造能力が米国とヨーロッパを合わせたものを上回っているため、西側諸国には明らかな不安感があります。ロシアは、習主席の訪問までの間、ウクライナでの大規模な攻勢を延期している。 」(indian punchline) https://www.indianpunchline.com/china-reboots-no-limit-partnership-with-russia/ 遠くアジアからウクライナを応援し、その実、人命軽視を後押しするだけの軽薄なヒトビトには、一刻も早く改心し、反省してもらいたいものだ。
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>ウクライナ東南部で今春ロシア軍とウクライナ軍の激戦が予想される。
SPUTNIKから「【全文】プーチン大統領 議会で年次教書演説」を引用しつつ、今進行中の世界史的な大きな流れを追ってみたい。
「何世紀にもわたって植民地支配、独裁、覇権主義を続ける間に、彼ら(西側)は何でも許されることに慣れ、世界中を無視するようになった。しかも彼らは自国民までも同じように堂々と軽蔑して扱うことがわかった。自国民もシニカルに騙し、平和を模索し、国連安保のドンバスについての決議を順守しているなどと作り話をして、だまし続けた。実際、西側のエリートは原則を完全に欠いた嘘の象徴と化してしまった。」
「ここで強調したいことがある。実際、誰もがよく知っていることだが、米国ほど多くの軍事基地を自国の外に持っている国はない。その数は数百に及ぶ。何百もの米軍基地が世界中に、地球のあらゆる場所に点在していることは、地図を見ればすぐわかる。」
これに反論できる人はいるだろうか?
このグウの音も出ない指摘を突きつけられても、親米或いはアメリカ帝国擁護を憚らない御仁は、やはりアメリカ帝国に洗脳された代理人と認定するしかなかろう。
「2015年にも彼らは再びドンバスへの直接攻撃を試み、しかも、封鎖、砲撃、民間人に対するテロを続けた。こうしたすべては、国連安全保障理事会が採択した関連文書や決議に完全に反している。にもかかわらず、皆が何も起きていないふりをしていた。」
国際法だとか、国連安保理がどーの、こーの言う御仁はマフィアに裁定を委ねるかの空論を止めるべきだ。
「我々が守っているのは人命であり、自分たちの生家だ。だが西側の目的は無限の権力である。西側はキエフ政権を幇助し、武装させるためにすでに1500億ドル(20兆2460億円)以上を費やした。比較のために引用すると、経済協力開発機構(OECD)のデータでは2020-2021年、世界の最貧国支援にG7諸国が割り当てた額は約600億ドル(8兆983億円)。実に分かりやすいではないか。戦争のためには1500億ドル出すが、いつも面倒をみているはずの最貧国には600億ドルで、しかも金をもらう側にはよく知られた服従条件がつけられる。それでは貧困撲滅、持続可能な開発、エコロジーについての話はどうなったのか? すべてどこに消えたのか? こうした一方で戦争に注ぎ込まれる資金の流れは細らない。他国の混乱やクーデターを助長するための資金もまた、世界中で惜しみなく注がれている。」
私は、決然として且つ冷静な根拠に基づいた、このアメリカ帝国批判に快哉を叫ぶ衝動に駆られた。
かつてキャンパスで、全ての学友諸君!と叫んでいた若かりし日々を思い出すのであった。
私はプーチン氏に向けて、惜しみ無く、異議なし!と、一人静かにココロの中で叫ぶのである。
https://sputniknews.jp/20230222/15052321.html
さて、戦況である。
バフムートはいよいよ陥落間近。
https://libertarianinstitute.org/news/most-front-line-ukrainian-soldiers-killed-within-4-hours/
https://news.antiwar.com/2023/01/22/germany-ukraine-losing-hundreds-of-soldiers-every-day/
ウクライナ軍の武器弾薬は底を尽き、戦場での死傷者は数十万人、ウクライナ兵力の半数以上とも聞いた。ウクライナには、年端も行かない少年兵まで投入されているとも(矢野義昭元陸将補)。
戦車も戦闘機も、仮にウクライナの戦場に引き渡され、実戦投入されたところで、戦況を変える決定力にはならない。その訓練も、供給量も、付け焼き刃、焼け石に水であろう。
日本敗戦に向けた悲惨な犬死に戦を彷彿とさせるウクライナの戦場である。
しかし、戦争遂行のために全体主義と化したウクライナに、反戦の声は湧き上がることはない。
https://jacobin.com/2023/02/ukraine-censorship-authoritarianism-illiberalism-crackdown-police-zelensky
現実を見ずに、漠然と弱者を応援し、自分の国は自分で守るなどと、英雄主義的言辞を弄する人を、私は信用できない。
どんなに脚色し、修飾しても戦場での死屍累々たる悲惨を変えることは出来ない。
戦争はしない、させない。不幸にして戦争になったら、その時は勝ち負けより停戦和平。私はそう訴えたい。
アメリカ帝国等G7諸国は戦争を長期化させることに腐心するだけ。ならば、中国に期待することは理にかなっている。
「習近平による来月のモスクワ訪問は決定的な瞬間となるだろう。中国の製造能力が米国とヨーロッパを合わせたものを上回っているため、西側諸国には明らかな不安感があります。ロシアは、習主席の訪問までの間、ウクライナでの大規模な攻勢を延期している。 」(indian punchline)
https://www.indianpunchline.com/china-reboots-no-limit-partnership-with-russia/
遠くアジアからウクライナを応援し、その実、人命軽視を後押しするだけの軽薄なヒトビトには、一刻も早く改心し、反省してもらいたいものだ。