孫崎さんは、自分を「少数派」と位置づけたがるが、わたしは決してそんなことはないとおもう。

たとえば安倍首相。言ってることは孫崎さんに近い。
https://mainichi.jp/articles/20220507/k00/00m/010/010000c

世間では孫崎さんも陰謀論者に大雑把に位置づけられているが、わたし自身は、孫崎さんがあまり陰謀論者とはおもわない。たぶん、孫崎さんが陰謀論者たちの総帥のように祭り上げられている面があるので、孫崎さんも陰謀論者とおもわれているのだろうとおもう。この陰謀論者たちは政治意識の左右を問わずかなり多く、決して少数派ではない。

陰謀論にもさまざまあるのだろうが、この戦争での「陰謀論」の「首魁」は、馬渕元大使（駐ウクライナ・モルドバ）である。孫崎さんのほうが少し年下みたいだ。馬渕氏の意見は、p_f さんも一時好意的にとりあげておられたとおもうが、思想的には右寄りで、壮大な陰謀論を本気で言っているところが特徴だ。右寄りの陰謀論者と反米マニアの陰謀論者とのちがいは、わたしのみるところでは、中国についての考え方くらいだろう。反米なのはどちらも同じだが、右寄りはことさらに自分が反米だと強調するようなことはあまりない。