<NATO当初結成時の12か国と後から加盟した国が18か国あるが、結成当時の国と後から加盟した国では、ロシアに対する視線が全く違っていると認識している。> 当初加盟したドイツ、フランス、イタリアなどはロシアと互恵意識があり、エネルギーはじめ経済的つながりは深まっていたとみている。問題は後から加盟した国はロシアに対する憎悪と敵対意識が強くNATOに加盟していったとみると、後から加盟した国々はウクライナと連帯意識が強いというより運命共同体意識が強いといえる。 このような状況下において、特にドイツ政府はエネルギーだけでなく様々な分野でロシアと協力関係にあり敵対的関係は持ちたくなかったのではないか。野党だけでなくNATO加盟国のロシア敵対が強くなれば孤立化の道を歩むことになるが、米国の方針が出れば従わざるを得なかったのでしょう。 ロシアはなぜ多くの国がロシアを恐れNATOに走ったか、自問自答しなければならない。ロシアに絶対に勝てない国々がNATOに加盟し反旗を翻しているだけでなく、スエーデンなどが新たに加盟を申請している。近隣諸国がロシアを嫌っていることは、どのように考えてもロシアにプラスにならない。相手を批判する前にロシアに問題があるとみるのが自然でしょう。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
<NATO当初結成時の12か国と後から加盟した国が18か国あるが、結成当時の国と後から加盟した国では、ロシアに対する視線が全く違っていると認識している。>
当初加盟したドイツ、フランス、イタリアなどはロシアと互恵意識があり、エネルギーはじめ経済的つながりは深まっていたとみている。問題は後から加盟した国はロシアに対する憎悪と敵対意識が強くNATOに加盟していったとみると、後から加盟した国々はウクライナと連帯意識が強いというより運命共同体意識が強いといえる。
このような状況下において、特にドイツ政府はエネルギーだけでなく様々な分野でロシアと協力関係にあり敵対的関係は持ちたくなかったのではないか。野党だけでなくNATO加盟国のロシア敵対が強くなれば孤立化の道を歩むことになるが、米国の方針が出れば従わざるを得なかったのでしょう。
ロシアはなぜ多くの国がロシアを恐れNATOに走ったか、自問自答しなければならない。ロシアに絶対に勝てない国々がNATOに加盟し反旗を翻しているだけでなく、スエーデンなどが新たに加盟を申請している。近隣諸国がロシアを嫌っていることは、どのように考えてもロシアにプラスにならない。相手を批判する前にロシアに問題があるとみるのが自然でしょう。