にわか勉強であるが、ロシアとウクライナの関係を調べていくと複雑な歴史的事実から読み解くのは容易ではない。 分かっている厳然たる事実は、 ①ロシアとウクライナは同じスラブ民族である。 ②ロシアの起源はウクライナに求めることができる。 現在の対立は、ソ連邦共和国からロシアとウクライナが分離独立したため、ウクライナはロシアとは別の道を歩み始めたことである。 帝政ロシア時代に、アレクサンドル・ゲルツェンは「向こう岸から」で西欧側からロシア農民を見る目は「ロシアについて語る場合にはもはやその場にいないもの答えることのできないもの耳が聞こえないでかつ口がきけないものについて語るように語るわけにはいかないのだということをヨーロッパに明かす時が来たのである」と述べている。 ロシアは中央集権的独裁国家をソ連邦共和国体制に脱皮させれば、ウクライナだけでなくスラブ民族系共和国はロシア連邦体制の中に組み込まれ、自治権を与えられた「中立国家」として共存関係が築けるのではないか。 孫崎さんの「東部に自決権を認める」案では、時が過ぎれば、また、ロシアとウクライナの間で紛争・戦争が再発するのは不可避でしょう。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
にわか勉強であるが、ロシアとウクライナの関係を調べていくと複雑な歴史的事実から読み解くのは容易ではない。
分かっている厳然たる事実は、
①ロシアとウクライナは同じスラブ民族である。
②ロシアの起源はウクライナに求めることができる。
現在の対立は、ソ連邦共和国からロシアとウクライナが分離独立したため、ウクライナはロシアとは別の道を歩み始めたことである。
帝政ロシア時代に、アレクサンドル・ゲルツェンは「向こう岸から」で西欧側からロシア農民を見る目は「ロシアについて語る場合にはもはやその場にいないもの答えることのできないもの耳が聞こえないでかつ口がきけないものについて語るように語るわけにはいかないのだということをヨーロッパに明かす時が来たのである」と述べている。
ロシアは中央集権的独裁国家をソ連邦共和国体制に脱皮させれば、ウクライナだけでなくスラブ民族系共和国はロシア連邦体制の中に組み込まれ、自治権を与えられた「中立国家」として共存関係が築けるのではないか。
孫崎さんの「東部に自決権を認める」案では、時が過ぎれば、また、ロシアとウクライナの間で紛争・戦争が再発するのは不可避でしょう。