中庸左派 のコメント

大事なことは、我々は第三者の視点から、冷静に事態の経緯を見極め、停戦を呼びかけることです。現状のように、第三者であるはずの我々が過度にプーチンロシア批判に傾くのも、公正冷静な姿勢とは言えません。

私はこの戦争の本質は、NATO(もっと言えばアメリカ)対ロシアの戦争だと考えています。そしてロシアが望んでいることは、これまでの安全保障上の秩序維持とウクライナ国内のロシア人の自決権の確保だと理解しています。

一刻も早い停戦を求めますが、戦争前の安全保障上の秩序を維持することは、世界にとっては、悪い事とは思えません。

ロシアを真綿で首を絞めるようにジワジワ追い込む西側NATOと戦争を仕掛けたロシアとどちらが悪いか、これは神学論争なので、横に置きます。

大事なポイントは、①ウクライナがNATOに加盟しないこと、②ウクライナ国内のロシア人が生存を脅かされないこと、だと考えます。これは即ち、今回の戦争前の秩序を強固にすること、と相違ないわけで、ロシア人のみならず第三国として、NATO諸国、我が日本を含む世界各国が反対する理由はあるでしょうか?

そうであるなら、ロシア国民がプーチンを支持するのは、理の当然です。

西側報道はプーチン政権打倒の論調が強すぎて、既存秩序の崩壊を意図しているようにしか見えません。西側の報道姿勢や論調の先には、ロシアウクライナ戦争の長期化、ロシアの不安定化とプーチン政権の打倒、さらなる世界秩序の不安定化とそれによる戦争の危険性増大という流れが続く懸念があります。

また、西側諸国がゼレンスキーに停戦を呼びかけないのは欺瞞に満ちています。その意味でも、西側報道は公正さや、バランスを欠いています。

No.2 32ヶ月前

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