いろんな議論を展開してみても、結論を言えば、ミンスク合意は破棄され、侵略が行われ、制裁が行われている中で、ロシアの一方的なウクライナ領土に対する破壊行為が行われているということである。 現実的には、帰趨を見ていくしかない。ウクライナ軍の抵抗が収まるか、収まらずに長期化するかは、ロシアにとって内部的に様々な問題が沸き起こるリスクをはらんでいる。 21年12月に行われた世論調査では、ウクライナ国民の75%がミンスク合意は修正ないしは放棄すべきといっており、履行すべきは12%である。 たとえロシアが力で抑えたとしてもウクライナ人の心まで力で抑えられるとは思わない。また、専制主義者の政治にロシアの軍事関係者、企業関係者、国民が世界の経済的制裁に耐えられるかどうか。耐えざるを得ないときのロシアの経済的困窮は想像を絶する。一番喜んでいるのは、習近平の中国でしょう。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
いろんな議論を展開してみても、結論を言えば、ミンスク合意は破棄され、侵略が行われ、制裁が行われている中で、ロシアの一方的なウクライナ領土に対する破壊行為が行われているということである。
現実的には、帰趨を見ていくしかない。ウクライナ軍の抵抗が収まるか、収まらずに長期化するかは、ロシアにとって内部的に様々な問題が沸き起こるリスクをはらんでいる。
21年12月に行われた世論調査では、ウクライナ国民の75%がミンスク合意は修正ないしは放棄すべきといっており、履行すべきは12%である。
たとえロシアが力で抑えたとしてもウクライナ人の心まで力で抑えられるとは思わない。また、専制主義者の政治にロシアの軍事関係者、企業関係者、国民が世界の経済的制裁に耐えられるかどうか。耐えざるを得ないときのロシアの経済的困窮は想像を絶する。一番喜んでいるのは、習近平の中国でしょう。