いしひろ19 のコメント

天皇に内在する国民性。

こんなことをテーマに書きたいんだけど、どうせ誰も読んでくれないので焼け石に水なんですが、これについて考えてみます。

普通、天皇は国民ではないと言われます。まぁ、普通に考えたらそうですね。国民じゃないです。でも、本当にそうなのか。天皇に国民性は有されていないのか。ここを問題提起したいです。

というのも、僕にはどうしたって憲法にそう書いてあるように思うのです。みんなご存知の「国民の象徴」という言葉です。

僕達はこの「象徴」という言葉を雲をつかむようにして扱ってしまいますが、今一度考えたいのです。もう少し踏み込んで。

「国民の象徴」というとき、私たち国民は天皇の振る舞いを見て、国民はかくあるべしということを学びます。つまり、天皇をある種の鏡として見ているわけです。

では、一方の天皇はというと、天皇が天皇のままでは国民の象徴にはなりえません。天皇は鏡ですから、鏡に映る像は、天皇ではなく、国民でなくてはならないからです。このとき、天皇は国民になっています。

さて、そう考えたとき、「国民の象徴」という言葉はより実態を伴って見えてきませんか。つまり、天皇は天皇のままで国民の象徴をしているのではなく、国民の姿になって国民の象徴をしている姿が現れます。別の言い方をすれば、天皇に国民性が内在しているからこそ、国民の象徴をすることができてるわけです。

さて、憲法における天皇の飛び地論。全く別の島にいる存在。高森先生から、そのような議論がある、しかも有力な説としてあるということを学びましたが、私にはどうしてもそうは思いません。

むしろ天皇に内在する国民性なるものがしっかりと憲法に書き込まれている、しかも誰もが知っている「国民の象徴」という言葉に表れている。自分にはそうとしか思えませんが、皆さんどうでしょうね。

反応あると嬉しいのですが。








No.159 35ヶ月前

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