santafede33 のコメント

非常に示唆的なご返信ありがとうございます。いろいろと考えが膨らみスリリングさを感じます。

DC/PRGの911の再現度は非常に高かったと、解散を経て、改めて感じております。それは20年越しに感じるところであります。というよりも、ガッチリとあの事件とあの運動体が、しっかりと噛み合ったことは時代の要請でもあり、それを察知しておられた発明者としての鼻の良さであることは言うまでもありません。そして、解散後の菊地さんの、それぞれの活動を見る度に、あの夜のことが思い返されるのです、そしてそれは懐古趣味ということでなく、様々な活動を貫いているものだからということで理解しております

実際に事件は起こり、運動体は運動を続けたわけなので。

また返信に書かれた山田氏のスケジュールを一番に抑えたというところも、非常に興味深いと思いました。運動体のエンジンとなるところにジャズマナーである山田氏をという点に、現在地が現れていると感じます。大西さんが、カルテットに大儀見さんを招聘している点を含めて興味深く見ています。(私も、アフロアメリカンでもジャズマナーは少ないと感じます。)

そして、そのようなことが、僕の感じる、外国人の仕事であると考えております。それは、恣意的にも無意識的にも行われるものですが、抑圧の一歩外にいるというのは、とても貴重な立場であることは言うまでもありません。(間接的に当事者でないという人は、すべてのものごとにおいて存在し難くなっていることは特に指摘するまでもないとは思いますが、念のため)

その上で、現在、戦場と呼べるものがどこに存在するかということに目を向けると、アラブ世界の辺境と中心部、そしてやはりラテンアメリカの、特にパナマ以北に生じております。一つは対外的な戦闘から生じた戦争であり、もう一つは国が抱える闇が噴出した内戦です。物理的に圧倒的な数の死者を出しているラテンアメリカ地区は既にアラブ世界での戦闘の死者数を年間で上まり、それがあまり世に出ないのは、単にシリアよりも当国での記者が死にまくっている現状からに他なりません。
アラブ系の現状や発出される映画やドラマを見ながら思うのは、迫る暴力の目盛りと匂いが、うちと近いな、ということです。たとえば、拷問の仕方がそっくりですね。どちらも引用元が一緒なので。そして、ある一定のレベルで暴力性を越えた地区が持つ、空間の歪みですね。天然だらけです。
そういう意味で、現在、暴力の表出を行うフラッグを勝ち得ている特殊な2地域のように思います。

そして、その2地域を貫くのが、征服と被征服の関係性(もしラテンアメリカがアラブ世界を征服すれば円環は一度閉じます)。そして、アメリカ合衆国を真ん中に据えた、抑圧と被抑圧の関係性です。

既に当国の国境の町には、イスラムの基地が建設されております。歴史が大きな大局に向かう準備は整っているのかもしれません。

アメリカ世界とアラブ世界がシェイクハンドする世界が、どのように来るのか。その世界にどんな運動体が登場するのか、楽しみでなりません。生きていたら、見届けたいものです。

今後のご活躍、心より期待しております。

No.26 36ヶ月前

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