change のコメント

岡倉天心「茶の本」
宋の時代に、この世の現象そのものが宇宙の法則.永劫は瞬間にすぎず涅槃は常に掌にある。不滅は永遠の変化の中にある。道教の教義を大幅に取り入れた禅宗の仏教徒が精微な礼法を作り出した。

日本には鎌倉時代に薬として持ち帰り禅宗の普及とともに喫茶の文化が広まった。
茶禅一味「清浄無垢の世界を目指す」。天地自然の摂理の中で生きてきた縄文人の精神とも相通じる。

憲法の精神との関連性を求めるとき、現在の憲法が「茶禅一味」の世界観と相容れるように思えない。相容れる憲法は時代の変遷とともに様々な環境によって作り出されるのであり、時代時代に適合した憲法に変わっていかなければ、「生きた屍」になりかねないというより、時代に即応できなくなっている。その一例が今回のパンデミックコロナに対する不適応ということができる。柔軟性のない硬直化は避けていかなければならない。

No.5 41ヶ月前

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