ikubasa のコメント

こんにちは、菊地さん。

DC/PRGラストライブの印象に残っていることを箇条書きにしたいと思います。
そうしないと、すげーーーーー長文になりそうなので笑。


・会場に入ったらメシアンのアリアが迎えてくれた。

・ライブ会場で開演前にあるアテンション放送で、何で<Hey Joe, We're dismissed now / PARTY 2 - TOKYO>だけ、めちゃ発音がいいんだよ!トム・ミッシュのSTUDIO COASTライブでも、こんなに発音良くなかったぞ。

・「ハノイ」のとき、ふと、フロントがキーボード3人というバンドはあるんだろうか、しかも優秀なブラス隊がいるにも関わらず。。などと思っていたら、坪口さんと小田さんのディオになったとき(ちょっと会場が静かになったとき)、わたしの後ろから女性は初めて来たらしいカップルの会話が耳に入ってきて、お嬢さんはクラシックピアノでも習っていたのか、「真ん中の背中向けて下手くそなキーボード弾いている人が一番要らない、シンセで変な音だして邪魔してるし」とか言い出して、彼氏か旦那さんか不倫相手かわかからないけど「バカ、あの人が居ないと演奏がはじまらないんだよ」と説明してて、お疲れさまです、と思った。

・席が小田さんと菊地さんの間ぐらいのポジションだったので、影になって前日にギターのネックの指板をレモンオイルでピカピカに手入れしていた、大村孝佳さんが見えなかったのですが「Hey Joe」が四拍子になって、CからEへ行って、そこからクロマチックで上がっていくところから超絶ソロ炸裂で先っちょがちょっと濡れた。王子親衛隊はさぞかしすごい状態なんだろう。

・坪口さんがDC/PRGの解散ツアーに向けてのコメントを御自身のホームページにアップしていて、『最初に菊地さんからデトコペの構想(エレクトリック・マイルスやプーさんみたいに)を聞いたとき「坪口はホルンで参加してくれ」と言われたんだよ。なんだそりゃ?面白そうだから良いよ別に、と楽しみにしていたところ、ソリストが少ないからやはり鍵盤で、となった。そりゃそうだ。でも実は2nd Album「構造と力」では、アレンジの段階からホルン入りを想定していたのでレコーディングでも吹いているんだよ。ライブでもその頃2〜3度吹いた。』と書かれていた。「MIROR BALLS」でホルンを持ち出したのは、おふざけでも何でなくて、正式にはホルン担当だという事実を知る。

・ライブで「うおおおおおおおおおおお」となることはあっても、「う゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛」となることは初めてだったが、今となっては理由がわかる。わたしは<看取りフェチ>なのだから。

・菊地さんのMCと「MIROR BALLS」で超ハッピーになって大団円お迎えて、もう慣れっこになった規制退場で会場の外に出たら、デビルマンみたいな人が座ってタバコを吸っていた。

・公演後に坪口さんがTwitterでラストライブに行った人たちの感想に<いいね>やリツートしまくっていて、坪口さんも色々と思う所があって感傷的になっているのかな、と思っていたら、明け方4時半ごろに「異端InstrumentチームDC/PRG解散により、ついに菊地成孔のパーマネントなリーダーバンドへの参加が全てなくなっちまった夜。 長らく、ありがとうございました!」という本人のツイートが流れてきて、我慢できずに落涙。

・もうどうせ寝られないので、鍵盤とギターの練習をしてから、朝の犬の散歩へ出た。


20年以上ありがとうございました。

No.7 43ヶ月前

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