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チコリさん、こんにちは。

『大切な人のために』って、本当に欺瞞に溢れた言葉だと私も思います。同じ口で『自己責任！』と冷たくあしらっているのですから。

それにしても最近の「エリート」は本当に『選良』なのかどうか疑わしいヤツが多いと思います。
昔のエリートは「自分は恵まれていたから、世の中に恩返ししよう」という意識を多かれ少なかれ持っていた感じでしたが、最近の残念な「自称エリート」は「自分は優れている。だから、他人より良い思いをするのは当然の権利だ」と勘違いしてしまっている感じです。
歴史人口学者のエマニュエル・トッド氏が指摘するように、99％の人はちょっとした「運・不運」で境遇が決まっているに過ぎず、本当に賢い「エリート」とは、それが分かっている人だと思います。

『大切な人のために』とか『絆』とか、そういう言葉を聞く度に白けてしまう私は、「もしかしたら自分は冷笑主義者ではないのか？」と自問した事もありましたが、最近、むしろ逆なのではないかと感じております。
新コロ騒動で苦しんでいる人々に思いを馳せることなく「大切な人のために自粛を」などと言えるのは、かなり残酷な嘲笑主義者ではないかと思う今日この頃です。