クリスマスに毎年パンを買っていたパン屋が最近閉まりました。

どうやらそこの主人が死んだらしいということです。それも非常に悲しいことに殺されてしまった、と。

よく行っていたシーフードレストランは、いつの間にかなくなっており、鶏肉屋に変わっていました。

街のニュースを伝えてくれていた新聞記者は、ある日死体発見現場に辿り着いた瞬間、誰かに撃ち殺されました。

どうやら全てナルコがやったらしい、と話に上がっています。どのナルコかは藪の中です。勿論、ネットに上げることも出来ず、テレビにも出ず、ただただ人々の間で囁かれています。本当に深刻な話は。

だけれど、実際に住んでいたって、本当のところは分からないですね。

ただ、上にあげたお店や人達は居なくなってしまいました。ここ数ヶ月のうちに。

今年のパンを買う場所がなくなって、美味しかったシーフードスープが飲めなくなって、街のニュースが聞こえなくなってしまいました。それが非常にリアルなんですよね。

なんでこんなに暴力がすぐ隣にあるような状態になったのか、誰にも分かってないんですね。発狂してしまうのは、人だけではないようです。防波堤が、どうやら決壊しているようです。皆さんもお気をつけください。