インフルエンザワクチンは、(インフルエンザウイルスの変異が激しいため)はしかのワクチンのような劇的な効果はないが、 接種しないよりもしたほうがいいことは常識だ。とくに病気もちのひとや高齢者の死亡率を減じるといわれている。 こういう常識がわからない人もいて、そういう人がいっぱしにチャイナ肺炎対策について議論している。 そういう人は、肺炎球菌ワクチンがワクチンであることも知らないのではないか。 肺炎球菌ワクチンは、ここを見ている高齢者には、接種したことがある人も多いだろう。 あれを接種しても、肺炎球菌肺炎を100パーセント予防できるわけではない。 アビガンも日本では、実質的に、チャイナ肺炎で入院しかつ希望した者には全員処方されている。 ただし、臨床治験ではまだ有効性があるという結果は出ていない。理論的な演繹などは別だが、 まともな治験で有効だと示された結果はまだ世界のどこにもない。最近、藤田保健衛生大学の 中間報告が出たが、もし顕著な効果が示されていれば、治験を中止して、治療薬として承認される。 つまり、それほどの効果は示されなかったということだ、(最終的に顕著に有効ではないが、比較的有効だという結果に なることはある。抗がん剤や認知症のくすりなんかがそれだ)。 こうしたことが、一部のヒトビトには、どうして理解できないのだろうか。
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孫崎享チャンネル
(ID:13458971)
インフルエンザワクチンは、(インフルエンザウイルスの変異が激しいため)はしかのワクチンのような劇的な効果はないが、
接種しないよりもしたほうがいいことは常識だ。とくに病気もちのひとや高齢者の死亡率を減じるといわれている。
こういう常識がわからない人もいて、そういう人がいっぱしにチャイナ肺炎対策について議論している。
そういう人は、肺炎球菌ワクチンがワクチンであることも知らないのではないか。
肺炎球菌ワクチンは、ここを見ている高齢者には、接種したことがある人も多いだろう。
あれを接種しても、肺炎球菌肺炎を100パーセント予防できるわけではない。
アビガンも日本では、実質的に、チャイナ肺炎で入院しかつ希望した者には全員処方されている。
ただし、臨床治験ではまだ有効性があるという結果は出ていない。理論的な演繹などは別だが、
まともな治験で有効だと示された結果はまだ世界のどこにもない。最近、藤田保健衛生大学の
中間報告が出たが、もし顕著な効果が示されていれば、治験を中止して、治療薬として承認される。
つまり、それほどの効果は示されなかったということだ、(最終的に顕著に有効ではないが、比較的有効だという結果に
なることはある。抗がん剤や認知症のくすりなんかがそれだ)。
こうしたことが、一部のヒトビトには、どうして理解できないのだろうか。