米国の政治の基本は狂乱のマッカーシズム時代を経てコミュニズム、ソーシアリズムは米国にふさわしくないということで排撃されることになっていることです。国内政治のみならず国際関係でも米国はソシアリズムを崩壊させることに狂奔してます。南米諸国で繰り返し起こって来ているのが民主主義手続きたる選挙によって左翼政権が成立するとCIAを先頭に米国の行政機構全部が協力してその政権を潰し軍事政権を擁立することです。それが米国なんですよ。キューバなんか例外中の例外で米国の歯牙を撥ね付けカジノ腐敗国家を見事に福祉国家に変貌させています。

左翼をとことん排撃するのを国是とする米国でバーニサンダースが民主党の代表になるということは私みたいな良識派を気取る人間には「快挙」なんですけど、米国の支配層とその犬であるCIAや他全ての行政機関は許さないでしょう。彼らはバーニサンダース潰しに本格的に取り組むことになりましょう。恐ろしい話です。

日本に沢山居る「米国を民主主義国と信じる素朴な人々」にはかけがえのない教材を提供するでしょう。米国は共産主義者でも無い社会主義者でも無い公正を求める単なる自由主義者たるジョン　F　ケネデイーを暗殺した国ですよ。もし、サンダースがこれから起こる妨害をはねのけ民主党の大統領候補になるなら、私は快哉を叫びましょう。