複雑な国際情勢があり、どのように対処するか非常に難しいが、9割の石油を中近東に依存している以上、安全を確保するため、日本独自の派遣は、最善といえないまでも、考えられる中では、ベストといえる。 6月13日、オマーン湾で日本とノルウエーのタンカーが攻撃を受けた。イランに安倍首相が訪問したときの事件であり、本質的にはイランと米国双方の直接的攻撃は考えにくい。イランと米国と同盟関係にある国の関与が一番妥当な見方ではないか。 派遣場所も、ホムルズ海峡やペルシャ湾内でなく、オマーン湾などであり、妥当な場所といえる。確かに安全確保とは言うより情報収集活動といえるかもしれないが、日本は日米安全保障条約の制約下にあり、その任務が間違いということはできない。日本の海自護衛艦を攻撃する国がないとは言えず、攻撃に対するリスクが消えない。だからといって、海自護衛艦を派遣せず知らん顔しているわけにはいかない。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
複雑な国際情勢があり、どのように対処するか非常に難しいが、9割の石油を中近東に依存している以上、安全を確保するため、日本独自の派遣は、最善といえないまでも、考えられる中では、ベストといえる。
6月13日、オマーン湾で日本とノルウエーのタンカーが攻撃を受けた。イランに安倍首相が訪問したときの事件であり、本質的にはイランと米国双方の直接的攻撃は考えにくい。イランと米国と同盟関係にある国の関与が一番妥当な見方ではないか。
派遣場所も、ホムルズ海峡やペルシャ湾内でなく、オマーン湾などであり、妥当な場所といえる。確かに安全確保とは言うより情報収集活動といえるかもしれないが、日本は日米安全保障条約の制約下にあり、その任務が間違いということはできない。日本の海自護衛艦を攻撃する国がないとは言えず、攻撃に対するリスクが消えない。だからといって、海自護衛艦を派遣せず知らん顔しているわけにはいかない。