change のコメント

米国とイランの関係が、決定的に悪化したのは、米国に亡命した国王引き渡しを求めたが、米国が応じず、学生が大使館を占拠し52名の米国人を拘束したことから始まっている。国王はパナマからエジプトに亡命先を変えてなくなっている。拘束時の状況を元兵士が明らかにしているが、夜寝るとき逃亡しないように手錠をかけられ、足はひもで縛られたといっており、米国で繰り返し、イランの非道が報道されたことによる。

現在の、シリアとイラン対イスラエルとの調停者に入っているロシアが微妙な関係がある。シリア国内をまとめていくためにはイラン革命防衛隊の活動が欠かせないが、ロシア人が多く住んでいるイスラエルと戦う理由はないし、中東に派遣できる規模の兵力はないし、また、制裁を受けている中では財政的にも困難である。イスラエルとの間には「合意無き合意」が存在しているとみるべきでしょう。イスラエルと中国は「一帯一路」では協力関係にあり、敵対関係にはない。米国とロシアは対立しているが、トランプ大統領とプーチン大統領は、暗黙の信頼関係が築かれている。

このような関係があることを考えると、イランが米国の無人機を撃墜したり、米軍基地をロケット砲で攻撃したりして、米国を刺激する行動を何故イランがとったのか大きな疑問がある。

双方が刺激的な言葉の応酬をしており、また、戦争を心配する報道があるが、エスカレートするような行動をイランがとらないと考えています。

No.1 60ヶ月前

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