ライシャワーの日本人観を紐解いていくと、知日派とは違った一面が出てくる。 ①戦前日本が間違ったのは、米国の中国・中国人に対する思いを日本は理解しなかったといっている。 気づかなかったのか、気づいても軽く考えていたか。 ②米国は遅れて台頭した列強であるが、中国に対して強い野心を燃やしていた。 ③米国は、宗教的ミッションとして、中国に、神の国を作る情熱を持っていた。 また、門戸解放宣言は、「どこの国にも中国をこれ以上勝手にさせないぞ」という強い意思表示としている。 キリスト教布教のため中国に渡っている宣教師は米国が一番であり、当然献身的になり、その情熱は中国に対する深い認識に変わっていった。 満州侵略は、「アメリカの虎の尾」を踏んだとも言っている。 アメリカ人の性格と中国に対する並々ならぬ野心と、日本人に対する人種偏見に気づかなかった。 中国の日本に対する「憎しみ、嫌悪」は、、ライシャワー著作が口実を与えている一面は否定できない。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
ライシャワーの日本人観を紐解いていくと、知日派とは違った一面が出てくる。
①戦前日本が間違ったのは、米国の中国・中国人に対する思いを日本は理解しなかったといっている。
気づかなかったのか、気づいても軽く考えていたか。
②米国は遅れて台頭した列強であるが、中国に対して強い野心を燃やしていた。
③米国は、宗教的ミッションとして、中国に、神の国を作る情熱を持っていた。
また、門戸解放宣言は、「どこの国にも中国をこれ以上勝手にさせないぞ」という強い意思表示としている。
キリスト教布教のため中国に渡っている宣教師は米国が一番であり、当然献身的になり、その情熱は中国に対する深い認識に変わっていった。
満州侵略は、「アメリカの虎の尾」を踏んだとも言っている。
アメリカ人の性格と中国に対する並々ならぬ野心と、日本人に対する人種偏見に気づかなかった。
中国の日本に対する「憎しみ、嫌悪」は、、ライシャワー著作が口実を与えている一面は否定できない。