>>69 この議論が公論に資するのであれば、続けたいと思います。 そのように考えられるのは、やはり、M.Oさんが「合理的」という言葉の中に、何か公的に善きことの意味合いを読み込んでいるからですよね。 「彼は合理的だ。」という文章は価値中立的であって、そこから受けるイメージは、「彼は犯罪者だ。」や「彼は人徳者だ。」といった、善悪の価値観を含んだ文章とは異なると思います。文脈によって「合理的」が良い意味にも、悪い意味にもなるのは、言葉の定義の問題であって、価値相対主義ではないと思います。 価値相対主義とは、「合理的」の「理」について、善悪の判断や価値の序列を決めない態度のことを言うのでは。 安倍晋三の自衛隊加憲、共謀罪、モリカケ問題は、「首相の保身」という目的に向かっている意味では、良い悪いは別として「合理的」です。 ただし、合理的であっても、利己的な首相の行為は「悪い」です。 これは、価値相対主義ではなく、「合理的」が善悪の価値判断を含まない価値中立的な言葉である以上、「合理的」という言葉は、文脈に応じて、良いことにも、悪いことにも使用されるのは仕方がないのでは。 「私」がぶつかり合うカオスを防ぐために問題なのは、「合理的」という言葉を、公益に資する行動だけに限定して使用ことではなく、「合理的」の「理」が公益に資するかどうかの価値を判断することではないでしょうか。
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小林よしのりチャンネル
(ID:5482336)
>>69
この議論が公論に資するのであれば、続けたいと思います。
そのように考えられるのは、やはり、M.Oさんが「合理的」という言葉の中に、何か公的に善きことの意味合いを読み込んでいるからですよね。
「彼は合理的だ。」という文章は価値中立的であって、そこから受けるイメージは、「彼は犯罪者だ。」や「彼は人徳者だ。」といった、善悪の価値観を含んだ文章とは異なると思います。文脈によって「合理的」が良い意味にも、悪い意味にもなるのは、言葉の定義の問題であって、価値相対主義ではないと思います。
価値相対主義とは、「合理的」の「理」について、善悪の判断や価値の序列を決めない態度のことを言うのでは。
安倍晋三の自衛隊加憲、共謀罪、モリカケ問題は、「首相の保身」という目的に向かっている意味では、良い悪いは別として「合理的」です。
ただし、合理的であっても、利己的な首相の行為は「悪い」です。
これは、価値相対主義ではなく、「合理的」が善悪の価値判断を含まない価値中立的な言葉である以上、「合理的」という言葉は、文脈に応じて、良いことにも、悪いことにも使用されるのは仕方がないのでは。
「私」がぶつかり合うカオスを防ぐために問題なのは、「合理的」という言葉を、公益に資する行動だけに限定して使用ことではなく、「合理的」の「理」が公益に資するかどうかの価値を判断することではないでしょうか。