貧すれば鈍す、という言葉があります。

自民党には大いに問題があるけど、でも野党が
だらしないから、やっぱり自民党に、ということが
よく言われます。

野党に票をやらなきゃ、野党議員を増やさなきゃ
当然、そうなるに決まってます。

だって、今の議席数では野党は何もできないのだから。
そりゃもう貧すれば鈍すですよ。

維新の議員のように自民党ににじり寄ってあわよくば
自民党に鞍替えしたい、とか。

ちょっと前には民主党のホープと言われた議員が
自民になんとか入ろうと画策するわけです。

有権者が、野党に未来を与えようとしなければそうなります。

だらしないのは野党ではなく、有権者です。

民主主義においては、政治家と有権者はディバイドされていません。

自民党のような下劣な党に票を与え、野党に票を入れない
有権者。

今、日本は一番大切な時です。

わたしが、青壮年だった頃、日本は米国のGDPの2分の1に
迫り、世界一になるのではと予想する人もいました。
今は米国の4分の1 、「中国」の2,5分の1。
GDP一人当たりは先進国最低水準。

自民党はもういけません。

先進国の座は日本にオートマチックに用意されていません。

小学生の頃は、ツギの当たった服を着て学校に通った
最後の世代であるわたしには耐えられない。

今の愚かな日本人が日本を先進国から脱落させるのを見るのは。

幸い、わたしの家系は長寿ではないけれど。