M.O のコメント

今週も配信ありがとうございます。
「皇室ジャーナリスト」という人種に、信用できる人間はいるのだろうか? と思います。
皇室ニュースを飯の種ぐらいにしか思っていない人種ではないでしょうか。
天皇や皇室の何たるかが分かっていないのでしょうけど、「皇室ジャーナリスト」という肩書きが「権威」を感じさせるため、読者や視聴者に対する説得力を持ってしまうのでしょうね。
もちろん、単なる権威主義だと思います。

木蘭先生のリポートは本格的で、双方の証言の矛盾点をしっかりと暴き出していて理解しやすかったです。
ただ一点、「風俗でもレイプはある」という小見出しのパートだけ、思っていた内容と少しズレていたので、やや違和感がありました。
「性体験が乏しい女性とくらべると、性的羞恥心から来るハードルが相対的に低い」という一文に対して、風俗嬢だからといってプライベートで簡単に男に身体を許すわけではない、という批判が加えられるものかと思って読んでいたのですが、店内での本番強要の話になっていたので、「ん?」と感じました。
もちろん、そちらも合意なき性交渉であればレイプになるし、売春防止法違反にもなるれっきとした犯罪ではありますが、あの一文に対する反論として適切な例と言えるのかどうか、今ひとつ納得しがたいところです。

また、「Q&A」の「大阪は特殊なんじゃないかな?横山ノックを選んだ県民性もあろうし。・・と言ったら屈辱を感じる大阪人がいっぱいいて欲しいね」との回答を読み、大阪人としては屈辱というか、情けなさというか、色々な感情がないまぜになりました。
詳しく調べたわけではないのですが、選挙に出馬した芸人って大阪が多いように感じます。
横山ノックに加えて、西川きよし、船場太郎、月亭可朝といった名前が思い浮かびます(月亭可朝は落選)。
東京では立川談志ぐらいでしょうか?(あくまで演芸の分野で)
ひょっとしたら、東京は権力のお膝元だから、芸人は距離を置いて権力者や世間を風刺する側に回るけど、大阪は商都だったから、自分たちで何かを変えていこう、という気風が強く、芸人も我も我もと飛び込んでしまうのかもしれません(完全に想像です)。
また、芸人と庶民の距離が近く、庶民と同じ目線で語ってフレンドリーな関係を築いてきた歴史が長いので、有権者もつい応援してしまうのかなあ、と。
よしりん先生が、かつてアントニオ猪木に一票投じてしまったのと同じなのかも。
それでも、辰巳琢郎はさすがにナシですが(笑)

あと、『ゴー宣 2nd』第2巻、読みました。
読み逃していたものでは、「第23宣言 解釈憲法と明治憲法」に瞠目しました。
よしりん先生、また間違いを認めて謝っておられるっ!!
こういう記述があるから、『ゴー宣』は常に現在進行形でアップデートされているのであり、だからこそ読み続けていく意義があります。
そして、「これこれこういう理由で、間違っていた」ときちんと説明してくれるから、読者は信頼できるわけです。
いつまでもほっかむりを被って何も語らないエセ保守、イデオロギーに囚われて思考停止する男系固執派やリベラル左翼との明白な違いをまざまざと見せつけてくれました。
描き下ろしの「明治押しつけ憲法はこうして作られた!」も、非常に衝撃的な内容でした。
伊藤博文、そんなレガシー志向の権力者やったんか!!
そして、民権派の「敗者の詭弁」はいかにも日本らしいと思いました。
こういう屁理屈は、少なくとも欧米では通用しないでしょうね。
そして、今も「日本はアメリカの同盟国である(実体は属国)」「自衛隊は実力組織である(実体は軍隊相応)」という詭弁を続けています。
何とか詭弁だらけの解釈改憲を払拭する道筋をつけておきたいものです。

No.25 67ヶ月前

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