北朝鮮対応の兵力は、米国であろうが韓国であろうが減らしていくべきであり、減っていくものでしょう。 日本と韓国は、同じ米国の太平洋軍に属していても、その役割分担が全く異なっている。米軍の配置を見ればよくわかる。日本の米軍基地は、日本は当然として、東南アジア地域を守ることを主体にしており、韓国米軍基地は主に韓国を守ることを目的にしている。 日本には5万人、韓国には3万人配置されているが、日本は海軍、海兵隊、空軍が主体で陸軍の比重が極めて低い。韓国の場合は、陸軍と空軍が主体で、9割が陸軍である。空軍の役割は、韓国の場合戦車、兵員の攻撃であり、日本の場合は相手航空機攻撃を主体にしている。 韓国が兵力を減らすのは、韓国の国益にかなえばよいわけであり、日本の場合と大きく立場が異なっていること自覚すべきである。日米安保の比重を薄めていくためには、憲法改正問題から目を背けていては、日本の地域での役割は、ますます増えていき、軍事負担が増えるだけである。憲法改正を目指さない野党は、結果的に安保改正も目指さない米国の手先といえる。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
北朝鮮対応の兵力は、米国であろうが韓国であろうが減らしていくべきであり、減っていくものでしょう。
日本と韓国は、同じ米国の太平洋軍に属していても、その役割分担が全く異なっている。米軍の配置を見ればよくわかる。日本の米軍基地は、日本は当然として、東南アジア地域を守ることを主体にしており、韓国米軍基地は主に韓国を守ることを目的にしている。
日本には5万人、韓国には3万人配置されているが、日本は海軍、海兵隊、空軍が主体で陸軍の比重が極めて低い。韓国の場合は、陸軍と空軍が主体で、9割が陸軍である。空軍の役割は、韓国の場合戦車、兵員の攻撃であり、日本の場合は相手航空機攻撃を主体にしている。
韓国が兵力を減らすのは、韓国の国益にかなえばよいわけであり、日本の場合と大きく立場が異なっていること自覚すべきである。日米安保の比重を薄めていくためには、憲法改正問題から目を背けていては、日本の地域での役割は、ますます増えていき、軍事負担が増えるだけである。憲法改正を目指さない野党は、結果的に安保改正も目指さない米国の手先といえる。