同じ敗戦国でありながら、日本とドイツの差は、どこにあるのか。米国の縛りを乗り越える戦略がないということと、リーダーシップのとれる人材がいないことに尽きるのでしょう 同じ米国との同盟関係にあることは同じであるが、日本は日米基地協定も改正せず、敗戦後の状態を引きづっている。一方、ドイツは、2度ほど独米基地協定を改正し、ドイツの自立の道を進んでいる。 ロシア、中国との思想的対立を乗り越える経済的協力関係が進み、中国が、AIIBを設立し、「一帯一路」構想を発表した、数多くの国が参加し、すでに、ユーラシア大陸の経済的結びつきが強固なものに発展し始めているとみなすべきでしょう。軍事で米国と手を結びロシア、中国と対立する状況ではないといえる。米国が金銭的に軍備を今まで通り維持できる状況というより、減らせていかなければ、国家財政が持たない状況にあり、米国の地位が確保できなくなっている焦りが生んだ独米の亀裂であり、米国の状況が悪化していく以外あり得ない。このような状況を日本はどのように見ているのかわからないが、従来の「ポチ」的発想から抜けだせないと、敗戦前の「孤立」が再現することになる。自民党の中から、安倍には任せられないという空気が出てきて当たり前であり、日本を憂うる人が出てきてほしいのですが。野党には全然期待していない。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
同じ敗戦国でありながら、日本とドイツの差は、どこにあるのか。米国の縛りを乗り越える戦略がないということと、リーダーシップのとれる人材がいないことに尽きるのでしょう
同じ米国との同盟関係にあることは同じであるが、日本は日米基地協定も改正せず、敗戦後の状態を引きづっている。一方、ドイツは、2度ほど独米基地協定を改正し、ドイツの自立の道を進んでいる。
ロシア、中国との思想的対立を乗り越える経済的協力関係が進み、中国が、AIIBを設立し、「一帯一路」構想を発表した、数多くの国が参加し、すでに、ユーラシア大陸の経済的結びつきが強固なものに発展し始めているとみなすべきでしょう。軍事で米国と手を結びロシア、中国と対立する状況ではないといえる。米国が金銭的に軍備を今まで通り維持できる状況というより、減らせていかなければ、国家財政が持たない状況にあり、米国の地位が確保できなくなっている焦りが生んだ独米の亀裂であり、米国の状況が悪化していく以外あり得ない。このような状況を日本はどのように見ているのかわからないが、従来の「ポチ」的発想から抜けだせないと、敗戦前の「孤立」が再現することになる。自民党の中から、安倍には任せられないという空気が出てきて当たり前であり、日本を憂うる人が出てきてほしいのですが。野党には全然期待していない。