長くなったので、また分けます。
　先に自分で記したことを補足すると、
　日本では、移ろいゆくもののはかなさ、たとえば櫻が散りゆく姿に美を感じる、というところがあるのかも知れません。できれば、その美しさが永遠であって欲しいという願いもあると思います。
　だから、若さに純粋さを感じ、好ましく思うのだろうと思います。
　しかし、そういう純粋さは、成長してゆくうちに人生の智慧というベールに覆われ、目立たなくなってゆくのだと思います。処世術とか世間とのつきあいかた、とでも言うのでしょうか。
　大切なのは、こころざしだけは清く正しいものでありたい、と求めることでしょうか。
　そのために内心で童心をいだきつづけるのは大切ですが、だからこそ、濫用はまづいわけです。
　金や銀に値打ちがあるのは、それが僅少なもので、滅多に見つからないからだろうと。
　本当にピュアな人は自分から純粋だとは言わないと思うし、そう言われることも恥ぢると、私は思います。

　ただ、一瞬の美を永遠に、独占するために、この世から抹消してしまうことも、良くないです。「少ない」ということと、「無」とでは異なります。人は死んだら、腐敗して、みにくくなり、やがて土にかえります。佛教の画題で、何だかそういう変貌の様を描く、というのがあるみたいですね。
　やはり、繰り返しますが、松戸の事件は没義道（もぎどう）な話だと思います。ただの変態です。

　あと、親が子に葬儀は簡単にすませて欲しい、と言った場合は、親が子の将来のことを思って言っているのだから、それに従うのが孝行だと思います。
　それと、男系派が勝手に勝利宣言してましたが、あれだけ多くのコメントをすべてよめて、記憶にとどめていられる人が存在するのでしょうか。何が何だか分からないうちに、文字が流れてゆく、そんな感じでした。あそこに何か投稿しても、あまり意味がないですね。

　少し思考実験として書いてみますが（以前、小林先生あての手紙でも書いてみたことなのですが）、もしかりに、これが女性でないと跡目をつげない、男性は絶対に駄目という話ならどうなるのでしょうか？

　下らないことをだらだら記しましたが、とりあえず九州の「道場」、盛り上がって良かったです。