ビショップ稲荷 のコメント

今の歴史教育が「天皇」の存在意義をないがしろにしているとしか思えません。
先日、廃品で拾った(?)山川の「詳説日本史」なんか、ぱらぱらめくってみても、古墳時代になんとなーく「仁徳天皇の墓」の話が出てきて、その後、女帝、「推古天皇」の話が遣隋使がらみでなんとなーく出てきて、さらに中国の律令制を取り入れて飛鳥時代以降、国の中心に「天皇」がなんとなーく座るんだけど、鎌倉時代になって「天皇」がなんとなーくフェイドアウトして…そんで幕末になって志士たちが突然、水戸学やらになんとなーく影響されて明治維新へ…。
なぜ、天皇が権威のトップ足りえたのか?なぜ、戦国武将たちが天皇がいる京都を目指したのか?なぜ、幕末の志士たちが天皇を神輿にして維新を起こしたのか?という部分が教科書を読んでいても全く見えてこないし、天皇がなぜ存在するのかといった「天皇の正統性」というものが全く見えてきません。
天皇の正統性を語るには「神話」から語っていく以外にないのに、そこをなぜか「必死」に語らないようにぼかしているから、日本史の一本の筋が見えてこず、「歴史」が嫌いという子供たちを作り出しているのではないでしょうか?それは同時に「天皇」をないがしろにしているのと同じことではないでしょうか。
「歴史教科書をつくる会」は今、何やっとるねん?と聞きたくなります。

No.130 90ヶ月前

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